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Ubie株式会社

”AIで人間による人事評価の限界を超える” 生成AIに評価の基盤を任せ、人が事業成長に専念できる人事評価システムを開発

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 「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げるUbie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)は、生成AIを活用した新たな評価システムを自社開発し、2026年1月より運用を開始します。本システムでは生成AIが全職種・全社員の日々の業務ログから「客観的な事実」を網羅的に集約し、評価の基礎資料となる活動サマリと評価素案を自動作成します。個人の広範な実績を正確に把握・整理・記憶できるという生成AIの特性を活かすことで、事業成長に資する成果や行動を正しく評価に反映し、公平性と納得感を飛躍的に向上させます。これにより人間が実施するには限界があった評価制度の新たな可能性を広げます。同時に評価プロセスにおける業務負荷を最小化し、組織全体が医療課題の解決と事業成長、そして個人の成長という本質的な業務に100%集中できる環境の構築を目指します。

■医療課題の解決スピード最大化を目的とした組織運営の進化

Ubieは「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションのもと、創業期よりAI技術をコアとした事業を展開してまいりました。近年の生成AIによる技術革新においても、いち早くその技術を実装することで事業展開を加速させています。医療という複雑で緊急性の高い課題を解決し続けるためには、プロダクトだけでなく、それを生み出す「組織運営(組織OS)」においても従来の延長線上にない進化が不可欠です。しかし、一般的な人事制度の運用は当社が生命線とする事業のスピードや柔軟性を損なう懸念がありました。特に従来の評価制度は公正さを期そうとすればするほど運用が複雑化し、シンプルにすれば納得感が損なわれるというジレンマが存在します。そのため当社では創業以来あえて全社での人事評価は実施せず、管理工数よりも事業推進のスピードを最優先してまいりました。

そして今、事業の非連続な成長をさらに加速させるため、組織が拡大する中でも「個人の多様な貢献」をこれまで以上に正確に把握し、人材育成や報酬体系と接続することで社員一人ひとりのポテンシャルを最大化し続ける新たな挑戦へと踏み出します。そこでブレイクスルーとなったのが、私たちが事業でいち早く活用を進めてきた生成AIの存在です。生成AIはこれまでトレードオフであった「一人ひとりの貢献に対する深い理解」と「圧倒的な運用工数の最小化」の両立を可能にします。当社はプロダクト開発で培ったこの可能性を自らの組織運営へ実装し、従来の評価プロセスの限界をテクノロジーで突破する、新たな組織基盤へのアップデートを行います。

■AIと人間が共創する、評価システムの仕組み

生成AIが「膨大な業務ログの客観的な集約」を担うことで、人間が多角的な視点での意思決定や、個人のポテンシャルの最大化に注力できる「人間拡張」をコンセプトにしています。
1. 業務ログの自動収集
Slack、Jira、Notion、顧客管理システム(CRM/SFA)、社内会議記録など、日常のあらゆる業務ツールから情報を網羅的に収集。期初に設定した全社OKRや個人の目標に基づき、生成AIが実績を抽出します。 これまで社員は3ヶ月ごとに多くの時間を割いて自分の実績を振り返り、レポートを作成する必要がありましたが、本運用ではこのプロセスを不要とし、「日々の仕事が自動的にデータベースに蓄積されていく」仕組みを実装。振り返りに伴う時間的・心理的な負荷を解消します。

参考:個人の活動を記録する生成AI時代の日報「Activity Report」が生まれるまで
https://note.com/hashiyaman/n/n57ee6c67c416
2.日常的なコーチング
収集・蓄積されたデータを基に、生成AIが社員一人ひとりの成長を支える伴走パートナーとなります。3ヶ月に1度の評価面談を待つのではなく、日々の業務ログに基づき、生成AIが客観的な振り返りやアドバイスをリアルタイムで提供。また人間が生成AIの提示内容にフィードバックを返すことで生成AIは個人の置かれた状況や文脈をより深く理解し、それに基づいた的確な示唆を即座に得ることが可能になります。これにより、自身の課題を日常的に客観視し、改善アクションを回す「成長サイクル」を劇的に高速化させます。結果として、管理者との対話は単なる実績確認の場を超え、より本質的なポテンシャル発揮やキャリア開発に向けた「人間ならではの対話」へと進化します。
3.生成AIによる評価案の作成と人による意思決定
最終的な評価の意思決定は人間である評価者が行います。期末に生成AIが日々の業務ログから客観的な事実に基づいた「評価のドラフト(素案)」を自動で作成します。評価対象者本人はその内容を確認し、内容の齟齬や生成AIが捉えきれない定性的な貢献・背景にある文脈などを加筆修正。これらの情報を踏まえ、評価者が評価を確定させます。

また、本システムは「ハルシネーション」(事実に基づかない情報の生成)や「バイアス」といった生成AI特有の課題を考慮し、生成AIの判断を客観的な業務ログ(ファクト)に限定するアーキテクチャを採用しています。加えて、評価の根拠となる判定ロジックとプロンプトは社内に公開し、評価プロセスの透明性を徹底します。生成AIの出力が実態と異なる場合は、その結果を継続的な改善に活かすフィードバックサイクルを構築しており、システム自体が進化し続けることで、常に信頼性を高めていきます。
■事業成長に資する評価と、組織の本質的集中の実現
今回のアップデートにより、社員一人ひとりにとっては自身の事業貢献が漏れなく評価へ反映されることによる納得感を、組織にとっては事業成長を加速させる本質への集中を実現します。

生成AIの活用によって、これまで把握に膨大な時間を費やしていた社員の行動を瞬時に捉え、売上などの数字には表れにくい、しかし組織の未来にとって不可欠な貢献(品質管理や他者への支援など)にも、ファクトベースで光を当て、事業を前に進める行動を正しく評価することが可能になります。これにより、社員は自身の成果が正当に認められることで納得感が高まり、次の成長に向けたアクションを加速させることができます。同時に、組織としては、期末の評価調整や資料作成といった、多くの企業で大きな負担となっている間接的な業務から管理職を解放します。そうして創出された時間は、すべて事業戦略の推進や社員の成長支援といった、人にしかできない本質的な価値創造へと再投資されます。

こうした生産性の高い組織運用と連動し、難易度の高い課題に挑み成果を出した人材が、よりダイレクトに報われる「評価制度に紐付いた報酬制度」も併せて導入します。これにより、高い専門性を持つプロフェッショナルがその能力を最大限発揮できる環境を整備し、個人の成長が事業の非連続な成長を牽引する、新たな成長サイクルを構築してまいります。

【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビ―メディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。
所在地  :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL   :https://ubie.life

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