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株式会社 大和書房

世界をめぐる「食の歓待」紀行――中村安希著『もてなしとごちそう』9/26発売

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味覚と嗅覚を刺激するノンフィクション17篇

株式会社大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は『もてなしとごちそう』(中村安希 著)を9月26日に発売いたします。

ある時はロヒンギャの難民キャンプで。
ある時はかつて「天国」だったシリアで。
世界のあちこちで人と出会い、招かれ、そして食べた、忘れえぬ味の記憶たち…

 さまざまな人やテーマを取材してきたノンフィクション作家中村安希が今回取り組むのは、「世界のおもてなし」。近くて遠い北朝鮮から、アフリカ南部のジンバブエまで、世界各地での一期一会を食事の記憶とともにつづります。

登場する料理
○ジンバブエの青空の下で食べた中華麺
○スロヴェニアの薄黄色の澄んだ牛骨スープ
○エジプトの春の始まりを祝うボラ料理
○ラダックの濃厚な青野菜が詰まった蒸し餃子
○新年の祈りを込めた香港のお刺身サラダ

 半ば強制的にふるまわれる「ごちそう」もあれば、故国を追われ何も持たない人々から招かれる饗宴もあり、食文化を学びながらも、おもてなしとは何か、「おいしい」とは何かを読者に考えさせる一冊です。巻末には『ナチスのキッチン』や『分解の哲学ー腐敗と発酵をめぐる思考』で知られる歴史研究者、藤原辰史先生の寄稿を収録しています。

目次
はじめに ムチュジワサマキ│タンザニア
クスクス:うちに食事に来ませんか│チュニジア
干拌面:ルーツに沁みる汁なし麺│華僑(ジンバブエ)
マトケ:マッシュドバナナが恋しくて│ウガンダ
アキー&ソルトフィッシュ:ラスタおじさんの滋味│ジャマイカ
ヒン:九年越しの食卓│ミャンマー
インスタントコーヒー:ご馳走させてもらえませんか│ロヒンギャ難民キャンプ
バーズィンジャーンマクリー:ナスの素揚げが食べられるまで│シリア
平壌冷麺:臓腑を揺さぶる贅沢の味│朝鮮民主主義人民共和国
フィシーフ:ウキウキしながらボラを食う│エジプト
イフタール:断食明けのまぜご飯│バングラデシュ
ゴヴェヤユハ:スープの冷めない距離│スロヴェニア
クゲリス:時代を語るポテトプリン│リトアニア
ツェドメモクモク:カタチのちがう蒸し餃子│ラダック
ブンナ:アラビカコーヒーの森へ│エチオピア
年菜:おせち料理に願いを込めて│香港
おわりに 名もなき料理│ドイツ
食べることの根拠をめぐる旅―藤原辰史

著者略歴
中村安希 (なかむら・あき)
1979年京都府に生まれ、三重県で育つ。カリフォルニア大学アーバイン校芸術学部演劇科卒。香港大学大学院ジャーナリズム専攻修士課程修了。ノンフィクション作家。2009年、47カ国を巡る旅をもとに書いた『インパラの朝』で開高健ノンフィクション賞を受賞。他にセクシュアリティを見つめた『リオとタケル』(集英社インターナショナル)、NPO法人で働く女性に迫る『N女の研究』(フィルムアート)、友人の死に向き合った山岳紀行『ラダックの星』(潮出版社)などがある。

書籍概要
書名:もてなしとごちそう
著者:中村安希
定価:本体1,700円+税
発売日 : 2020/9/26
ISBN-13 : 978-4479393542
単行本(ソフトカバー) : 256ページ
http://www.daiwashobo.co.jp/book/b517370.html

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