――さらにカメラが搭載する「人物・車両識別」機能を解説。AIが「人」と「車」を見分け、必要な情報のみ表示して、確認すべき場面に素早くリーチします
株式会社旭東みらいテクノロジー(本社:東京都港区芝浦、以下「当社」)は、400万画素フルカラー固定焦点バレット型ネットワークカメラ「TSB-4FL5P-IPC」を、2026年10月より発売予定です。本稿では、本製品が搭載する「人物・車両識別」機能――本機能は「SMD」とも呼ばれます――について、その基本的な仕組み、名称が似た機能との違い、および代表的な活用シーンをご紹介します。
「人物・車両識別」とは、カメラがAIにより、形状の特徴から画面内の動く対象を「人」か「車」かに判別し、関連するイベントの絞り込みを支援する機能です。本製品は、人物・車両に関連する動体検知イベントを抽出する「SMD4.0」に加え、設定した境界線の通過を検知する「トリップワイヤー」や、指定エリアへの進入を検知する「侵入検知」などのIVS機能にも対応します(※)。
※利用できる対象分類や機能の併用条件は、ファームウェア、設定および接続するレコーダーによって異なります。

本リリースのポイント
- 「人物・車両識別」が、形状から「人」と「車」をどのように判別するか解説
- 「人物・車両識別」機能と「顔認証」「ナンバープレート認証」との違いを解説
- 不要な反応(誤報)を減らす仕組みや、「トリップワイヤー」「侵入検知」などと組み合わせて(※)より的確に検知する方法の説明
- 駐車場、出入口、工場・物流倉庫など、人と車が混在するエリアでの活用シーンの紹介
「人物・車両識別」は何を識別するのか
近年のネットワーク監視カメラは、単に映像を記録するだけでなく、画面内で何が起きているか――人
が通る、車が入ってくる、指定エリアに侵入する、設定した境界線を越える、画面が変化する――まで
を検知し、必要な場面で管理者に知らせられるようになりました。一方で、こうした機能は名称が似て
いるため、実際に機能を選ぶ際に「自分の現場に必要なのはどれか」と迷いがちです。
「人物・車両識別」とは、画面内で動いているものが「人」か「車」かを識別します。本機能はAI が形状から動く対象を人か車かに判別し、関連するイベントのみに絞り込むことで、管理者は「人が現れた」「車が入ってきた」といった本当に確認したい場面だけに注目し、他の大量の無関係な映像を見返す必要がなくなります。木々の揺れや通りがかりの小動物といった動きも、確認する対象から外れます。
なお整理しておきたいのは、本機能が判別できるのは対象の「種類(人/車)」であって、「それらの特定」ではないという点です。特定の個人を識別することも、ナンバープレートの数字や文字を読み取ることもできません。識別するのは「人か、車か」であり、「誰なのか」「どの車なのか」ではありません。

4つのポイントで理解する「人物・車両識別」
1.AIが形状から、画面内の「人」と「車」を判別する
「人物・車両識別」は、AIが形状に基づいて、カメラが捉えた動く対象を「人」か「車」かに判別し、人や車に関連するイベントを絞り込むことで、管理者が確認すべき画面をより早く見つけられるよう支援します。
2.判別するのは「人か車か」であり、「誰か・どの車か」ではない
本機能は対象の「種類」――人か車か――を区別するのみで、特定の個人を識別したり、ナンバープレートの数字や文字を読み取ったりすることはありません。
3.「人・車」に絞り込み、不要な反応を減らす
一般的な動体検知は画面内の画素の変化を捉えるため、木々の揺れ、影、照明、小動物、雨や雪などにも反応します。これに対して「人物・車両識別」は、確認対象を人または車に絞り込めるため、こうした無関係な反応を減らし、管理者が本当に確認すべき場面に集中しやすくなります。
4.「トリップワイヤー」「侵入検知」と組み合わせ(※)、より的確に検知する
さらに「トリップワイヤー」「侵入検知」などと組み合わせることで、「人か車か」という条件と、「境界線の通過/指定エリアへの侵入」という条件を重ねられ、より狙いを絞った検知が可能になります。

「人物・車両識別」機能を持つ、最新カメラのご紹介
TSB-4FL5P-IPC|「人物・車両識別」に対応したフルカラー固定焦点バレット型ネットワークカメラ

「TSB-4FL5P-IPC」は、400万画素・固定焦点のフルカラーバレット型ネットワークカメラです。「人物・車両識別」を搭載し、出入口、通路、駐車エリアや、工場・物流倉庫の搬入口、構内道路など、人と車が混在する固定監視ポイントに適しています。
大口径F1.0レンズやWizColor技術により、低照度環境でのカラー撮影を支援します。また、赤外線とウォームライトを備えたSmart Dual Lightに対応し、設定や周囲の明るさに応じてカラー/モノクロの撮影モードを利用できます。撮影結果や有効距離は、周囲の照明、天候、対象物および設置条件によって異なります。
ウォームライトと赤外線の補助照明を備え、環境に応じて切り替えられます。筐体はIP67の防塵・防水性能を備え、動作温度は−40℃~+60℃に対応します。PoE+給電にも対応し、設置がしやすく、屋内外のさまざまな環境に適しています。
◆主要スペック※
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/131068/table/203_1_94ca998dd145034e160e7af0a4f68752.jpg?v=202609161345 ]
※本製品は開発中です。記載の仕様・性能・デザイン等は、製品化に伴い変更となる場合があります。
主な活用シーン
人と車が混在する場所では、まず「人と車を見分けたい」というニーズが多くあります。「人物・車両識別(SMD)」を用いれば、現場の目的に応じて「人」または「車」だけに注目でき、「トリップワイヤー」「侵入検知」などと組み合わせて(※)活用できます。主な活用シーンと代表的な設置ポイントを下表に整理しました。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/131068/table/203_2_c7601deecdb98674420963b1542a37c2.jpg?v=202609161345 ]
活用シーンごとに重点は異なります。駐車場や車両出入口では「車両」に関するイベントに注目でき、工場や物流倉庫では人と車の動きをそれぞれ確認し、立入禁止区域や指定ルートに合わせてルールを設定できます。店舗やオフィスの営業時間外では、「人」の出入りに重点を置きます。
各現場では、管理目的に応じて適切な機能の組み合わせと検知ルールを選ぶことで、確認すべき画面をより早く把握できます。
識別効果は設置・設定条件にも左右されます
「人物・車両識別」を含む各種検知機能は、日常の監視業務を補助するためのものです。当社は、すべての環境で同一の検知結果が得られることや、すべての対象を検知できること、誤検知・検知漏れを完全に防げることを保証するものではありません。
実際の検知効果は、カメラの設置高さ、俯角、撮影距離、画面内での対象の大きさ、対象の重なりや遮へい、照明、天候、背景、対象の移動方向・速度、および検知エリアや感度の設定など、さまざまな要因の影響を受けます。同じ機器を使用しても、設置位置やパラメータ設定が異なれば、結果が異なる場合があります。
本格導入の前に、現地調査と運用目的を踏まえ、カメラの設置位置、撮影範囲、対象条件、検知ルール、および通知・録画などの連動方法をご確認ください。設置後も、実際の映像に応じてテストを行い、検知エリア・対象条件・感度などの設定を適切に調整してください。
よくあるご質問(FAQ)
Q1.「人物・車両識別」は、顔認証やナンバープレート認証(読み取り)にも対応していますか?
A. 対応しておりません(別の機能となります)。「人物・車両識別」は、形状の特徴から画面内の動く対象を「人」か「車」かに判別する機能です。特定の個人を識別する「顔認証」や、ナンバープレートの数字・文字を読み取る機能ではありません。
Q2.配線や給電はどのように行いますか?
A. PoE+(IEEE802.3at)およびePoEに対応し、DC12Vでの給電にも対応します。対応機器とネットワーク環境が要件を満たす場合、1本のLANケーブルで通信と給電を行えるため、配線がしやすくなります。
Q3.「人物・車両識別」は、他の機能と組み合わせて使えますか?
A. はい。「トリップワイヤー」「侵入検知」と組み合わせることで(※)、「敷地内に車が入ってきた時だけ通知する」「指定エリアに人が入った時だけ録画する」といった、より狙いを絞ったルールを設定できます。
Q4.録画データはどのように保存できますか?
A. 本体のmicroSDカードスロットで最大1TBまでのローカル録画に対応します。また、ネットワークレコーダー(NVR)と接続することで、複数台のカメラ映像を一元的に録画・管理でき、長期保存やバックアップにも対応します。
株式会社旭東みらいテクノロジーについて
株式会社旭東みらいテクノロジーは、防犯・監視カメラ、ネットワークカメラ、レコーダー、HDD、モニター、ネットワーク機器、設置部材および関連アクセサリーを取り扱う映像セキュリティ企業です。
年間7万点を超える販売実績と約7万点の在庫基盤を有し、全国各地の約580社と継続的に取引しています。これまで培ってきた製品力、供給力および顧客基盤をもとに、現場課題を起点としたAI映像ソリューションの提案を強化しています。
会社名:株式会社旭東みらいテクノロジー
設立:2020年8月
本社所在地:東京都港区芝浦4-13-23MS芝浦ビル5F-A
事業内容:防犯カメラ、録画機器および関連アクセサリーの販売
公式サイト:https://miraitech.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社旭東みらいテクノロジー
お問い合わせフォーム:https://miraitech.co.jp/inquiry_agency/