10年で100人の職人が育つまちへ。10/5(月)には匠宿にて第2回共同ワークショップ開催、11月には米オレゴン州 ポートランドで静岡の工芸を展示

静岡市を拠点とする、建築を主軸としたデザインオフィス、株式会社創造舎(本社:静岡県静岡市、代表取締役:山梨洋靖、以下「創造舎」)は、都市デザイン事務所の株式会社Green Cities(本社:東京都世田谷区、代表取締役:山崎満広、以下「Green Cities」)、米国ポートランドの先進的なランドスケープデザインファーム PLACE(本社:オレゴン州、代表:Zeljka Carol Kekez、以下「PLACE」)と、創造舎が静岡市の指定管理者として運営する伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」の周辺エリアのまちづくりに関する共同プロジェクトを本格始動します。
2026年10月5日(月)から7日(水)にかけてPLACE代表のKekez氏らが来静し、第2回ワークショップを実施します。初日の10月5日には、地域住民や行政関係者に向けたオープンハウスを開催し、6月の第1回ワークショップの成果と、エリアの将来像の検討状況を共有します。
※一般公開は致しません。メディア関係者の方のみ取材が可能です。詳しくはメディア関係者の方限定公開情報をご参照の上お問い合わせください。
◼️工芸の担い手と、まちの担い手を同時に育てる「工芸村構想」
◎10年で100人の職人を育成する場をつくる
創造舎は2021年より、静岡市の指定管理者として「駿府の工房 匠宿」(以下、「匠宿」)の運営を担っています。現在、その周辺地域を含むエリア全体のまちづくり計画に着手しています。
目指すのは、10年で100人の職人を育成する場をつくる「工芸村構想」です。背景には、地域の高齢化と空き家の増加があります。職人が生業を持続できる現代の工芸村を実現することで、伝統工芸の継承にとどまらず、空き家や低未利用地の利活用、定住人口の増加、産業振興と観光振興の両立を目指します。

駿府の工房 匠宿(施設外観)
◎国内外の専門家とともに、住民・行政と描く
匠宿周辺は、関係者の立場やニーズが多様で、かつ広域にわたり、行政との強い連携が欠かせない地域です。そこで創造舎は、住民や関係者の意思を引き出しながら計画をまとめるワークショップ手法と、ランドスケープデザインの専門性を持つGreen CitiesおよびPLACEと共同でプロジェクトを進めることとしました。
なお、Green Citiesによるエリアビジョン策定支援は、国土交通省 令和8年度「地域価値共創に資する空き家・空き地の利活用等における不動産業者と多様な主体との連携体制推進のためのモデル調査事業」の採択を受けて実施しています。
◎三者の役割
- 創造舎: 匠宿の運営主体として、職人・地域住民・行政をつなぐ。建築をベースとしたデザインオフィスとして、計画を建築・空間として形にする。工芸を建築・空間に取り入れた設計実績(例:客室に静岡の工芸品を設えた「工芸ノ宿 和楽」)を持つ
- Green Cities: 地域戦略とビジョンの構築、住民参加型プロセスの設計
- PLACE: ランドスケープおよび都市デザインによる将来像の具体化
◼️第1回ワークショップ(2026年6月10日~12日)実施報告
6月には、PLACEとGreen Citiesのメンバーが来静し、3日間にわたり第1回ワークショップを実施しました。匠宿の職人・スタッフ、近隣住民、静岡市職員など、幅広い関係者が参加し、エリアの将来像について率直な意見を交わしました。
◎数字で見る第1回ワークショップ
[表: https://prtimes.jp/data/corp/88159/table/207_1_7d46b98d244c66290865e86871de0583.jpg?v=202609301445 ]



写真上:ワークショップ全体の様子





写真上:この滞在時のお茶染め作品を見たPLACEとの交流が元で、11月のポートランド展示が決定した。写真右がお茶染めを手掛ける職人・鷲巣恭一郎





写真上:PLACE滞在中は地域にとってより価値あるランドスケープデザインを組み立てるため、匠宿の体験施設内のみならず、丸子宿エリア全体を広く視察した
*第1回ワークショップの詳細レポート(創造舎/匠宿 公式note)
https://note.com/sozosya_tsarea/n/n4209e85ab86a
◼️第2回ワークショップ(2026年10月5日~7日)
第2回では、第1回で共有した地域の課題や資源をもとに、具体的な場所ごとの将来像に踏み込んで検討します。
※一般公開は致しません。メディア関係者の方のみ取材が可能です。詳しくはメディア関係者の方限定公開情報をご参照の上お問い合わせください。
◼️11月、静岡の工芸を米ポートランドへ
本プロジェクトのつながりを起点に、創造舎は2026年11月2日(月)から6日(金)まで、ポートランドにあるPLACEの事務所兼ギャラリーで、駿河和染(お茶染め)と駿河竹千筋細工の展示を行います。11月3日(火)にはレセプションを予定しています。展示は創造舎の自主事業として実施します。詳細は後日お知らせします。


PLACEギャラリーでの展示イメージ(AIで作成)
<株式会社創造舎 代表取締役 山梨洋靖からのコメント>

2021年のリニューアル以降、施設そのものはもちろん、その周辺も含めたまちづくりまで担う覚悟で長期的視点に基づき運営を続けてきた匠宿。工芸をはじめとする静岡の文化的豊かさをさらに先の未来に継いでいくためには、匠宿を拠点として「工芸」が生業として持続可能である仕組みをまち全体でつくりあげる必要がある。工芸を「見る・体験する」場所から、工芸を生業にできるまちへの進化を目指すには、外部パートナーとの共創が欠かせない。
そうした考えから、ポートランドを拠点にランドスケープデザインという広い視野での専門性を多くもつPLACE、国内外の地域住民を巻き込んだまちづくりに伴走する専門家であるGreen Citiesにお声をかけさせていただきました。彼らの知見を借りながら、地域の皆さんと一緒に、10年先、100年先の匠宿エリアを描いていきます。「情熱は、やがて文化になる。」創造舎が掲げるこの信念の通り、皆が喜ぶエリアの未来をつくりたいと本気で思っています。
<株式会社Green Cities 代表取締役 山崎満広からのコメント>

静岡には、世界に誇れる工芸、食、自然、歴史、そしてそれらを受け継いできた人々の営みがあります。このプロジェクトは、創造舎の皆さんが匠宿を再生し、職人や地域の方々と丁寧に育んできた土台があってこそ。その先をご一緒できることを、とても嬉しく思っています。
これまで国内外のさまざまな地域に関わってきましたが、泉ヶ谷で特に興味深いのは、工芸を守るだけでなく、次世代の職人を育て、農や自然、歴史といった地域に根づく営みとともに、人が生業を持ち、豊かに暮らしていける地域そのものを育てようとしていることです。指定管理者である民間企業が、管理する施設の周辺にも積極的に投資し、エリア全体の活性化を図って、行政、地域の方々と共に進めていくまちづくりは、国内ではまだ稀有であると言えます。
Green Citiesは、この土地にある価値や人々の声を起点に、暮らしと産業、文化と空間をつなぎながら、地域の未来をともに描いていきます。世界から学び、この土地で育て、そこから生まれる新しい価値を、静岡から世界へ届けていきたいと思います。
<PLACE 代表 Zeljka Carol Kekezからのコメント>

We are honored to join SOZOSYA, Green Cities, and the Mariko-Izumigaya community in imagining how landscape and public space can support the next generation of makers.
Our hope is to help create a craft village where making is visible, nature is deeply felt, and people can choose to visit, stay, learn, work, and enjoy daily life - an invitation for generous exchange of ideas between East and West, Shizuoka and Portland.
創造舎、Green Cities、そして丸子・泉ヶ谷のみなさんと共に、ランドスケープと公共空間が次世代のつくり手をどのように支えていけるのかを考える機会をいただけることを、大変光栄に思います。
ものづくりの風景がまちに広がり、豊かな自然を身近に感じながら、訪れる、滞在する、学ぶ、働く、そして日々の暮らしを楽しむことのできる「クラフトビレッジ」を、皆さまとともにつくっていければと願っています。
東と西、静岡とポートランドをつなぎ、互いの知恵やアイデアが行き交い、新たな交流が育まれる場所となることを願っています。
◼︎各社概要
<株式会社創造舎について>
静岡市を拠点とする、建築をベースとしたデザインオフィス。住宅・医院・店舗などの設計から施工までを自社で手がける。地元静岡では、葵区人宿町の「OMACHI創造計画」や、指定管理者として運営する「駿府の工房 匠宿」を通じて、自らまちづくりにも取り組む。匠宿オリジナルブランド「hounobi」でグッドデザイン賞2025を受賞。
所在地:静岡市葵区人宿町2丁目6-10
代表者:代表取締役 山梨洋靖
株式会社創造舎 公式WEBサイト
https://sozosya.co.jp/
<株式会社Green Citiesについて>
米ポートランド市開発局(PDC 現Prosper Portland)の元国際事業開発責任者である都市計画家・経済開発専門家の山崎満広が率いる都市デザイン事務所。「都市と地域の進化をデザインする」を掲げ、全国各地の自治体・民間と連携し、都市開発や地域ビジョン策定のプロジェクトをリードする。
株式会社Green Cities 公式WEBサイト
https://greencities.jp/
<PLACEについて>
オレゴン州ポートランド市にメインスタジオを構え、国際色豊かな25名の専門家が在籍するランドスケープおよび都市デザイン会社。代表的なプロジェクトに、NIKE世界本社キャンパス、MICROSOFT B40+41 イノベーションプラザ、ポートランド国際空港メインターミナル、ゲートウェイディスカバリーパークなど。Architecture MasterPrize 初代年間最優秀ランドスケープ&アーバンデザイン事務所ほか受賞多数。




PLACE 公式WEBサイト
https://place.la/
◼️「駿府の工房 匠宿」施設概要
「駿府の工房 匠宿」は、1999年4月に開業した静岡市の伝統工芸体験施設です。2021年より建築設計業の株式会社創造舎が指定管理者となり、「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに22年ぶりにリニューアル。第一線で活躍する職人を工房長として招聘し、駿河竹千筋細工・陶芸・藍染・お茶染め・木工指物・漆などが体験できる各工房に加え、地元で長年愛された和菓子屋の味を引き継いだ「蓬きんつば ときや」や地元養蜂場の蜂蜜を使用したカフェ「HACHI & MITSU」を敷地内に開店。伝統工芸体験に加えて飲食やショッピングを楽しめる複合型施設にアップデートしました。
また、より多くの市内外・県内外からのお客様に足を運んでいただき伝統工芸に触れるきっかけを提供するため、周辺地域との連携・協力のもとで工房敷地外にも様々な施設をオープン。空き家だった古民家をリノベーションし客室内に静岡の工芸品を設えた「工芸ノ宿 和楽」や、愛犬と一緒に宿泊ができる「1HOTEL(ワンホテル)」、立派な梁などの木材を移築して手組みの丸太工法によって組み上げた入浴・サウナ施設「ふきさらし湯」など、いずれも既存の建物を活用しながら建築会社として培ってきた技術と知見を活かしてリノベーションによりつくり上げました。
当エリア(静岡市駿河区丸子泉ケ谷地区)を100年先の未来にも手仕事とその担い手を繋いでいくための一大拠点とすべく、ものづくり体験の提供を通して工芸職人の後継者候補輩出を目指してまいります。
●営業時間
9:30~18:00
●定休日
火曜(火曜祝日は営業、翌平日休業)
●アクセス
421-0103 静岡市駿河区丸子3240-1
〇お車でのご来場方法
静清バイパス利用 丸子IC出口より東へ200m
東名高速道路利用 静岡ICから約7km、約15分/焼津ICから約15km、約30分
東名高速道路利用 新静岡ICから約15km、約20分/静岡スマートICから約9km、約16分
〇バスでのご来場方法
JR静岡駅北口7番線のりば しずてつジャストライン
中部国道線 藤枝駅前行き乗車 吐月峰駿府匠宿入口(とげっぽうすんぷたくみしゅくいりぐち)にて降車、徒歩約5分。
駿府の工房 匠宿 ホームページ:https://takumishuku.jp/
駿府の工房 匠宿 Instagram:https://www.instagram.com/sunpu_takumishuku
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社創造舎 広報担当:伊熊・吉澤
TEL:054-250-2121 / E-mail:ikuma@sozosya.co.jp
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