株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役グローバルCEO:スコット・アーンスト)は、全国の20歳から59歳までの男女を対象に、「お酒に関する実態調査」を実施いたしました。調査手法はインターネットリサーチ。調査期間は 2015年10月26日(月)~27日(火)。有効回答数は10,000名。
■調査の背景
忘年会シーズン真っ只中!そんな中、「若者のお酒離れ」というキーワードがよく報道されています。要因として、景気や人付き合いの変化、孤食の増加、ノンアルコール飲料の登場などが挙げられています。お酒を飲む人は本当に減っているの?お酒との付き合い方・考え方に変化は?マクロミルモニタ1万人を対象に、今ドキのお酒事情を調査しました。
■調査結果概要
【1】 この半年にお酒を飲んだ割合、20代は69%で他年代と大差なし
この半年に「何らかのお酒を飲んだことがある」と回答した人は7割で、そのうち62%が週に1回以上お酒を飲んでいると回答しました。【図1】
また、この半年にお酒を飲んだ経験を年代別クロス集計で見てみると、50代が最も高く76%でした。他の年代をみると、20代は69%、30代は67%、40代は70%で、若者世代と大人世代に差は見られませんでした。【図2】
【2】 お酒との付き合い方は「適度に楽しく」、お酒のある空間や時間を大切にする傾向
お酒に対する考え方ベスト3は、「お酒は適度にたしなみたい」51%、「悪酔いしたり二日酔いしないように気をつけている」44%、「お酒を楽しんでいる」44%となりました。また、「お酒を飲む時間は自分にとっていい時間だと思う」もスコアが高く35%でした。お酒と自分のバランスについて、「前向き」に捉えている傾向があると言えそうです。【図3】
【3】 アルコール度数の好みから紐解く“お酒離れ”、20代前半の3人に1人が「3%未満」のお酒を選択
この半年にお酒を飲んだ人へ「普段飲むお酒の強さ」についてたずね、結果を性・年代別にクロス集計しました。20歳~24歳の9割が、アルコール度数「10%以下」を好み、特にアルコール度数「3%程度」のお酒を選ぶ人の割合は、他の年代よりも最も多く34%にのぼり、20代前半の若者は低アルコールのお酒を好む傾向にあることが見て取れます。逆に、アルコール度数「11%以上」の強いお酒は、50代後半に比べると半分以下のスコアとなっており、年代を重ねるにつれアルコール度数の高いお酒を選ぶ傾向にあることが分かりました。【図4_1】
また、アルコール度数の低いお酒を選ぶ傾向は女性に強く出ており、これは妊娠や授乳等のライフイベントも影響していると考えられます。【図4_2】
本調査結果からは、若者はアルコールから離れたわけではなく、低アルコールのお酒を雰囲気と共に楽しんでいると言えそうです。
■調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20~59歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:男女×年代(20,30,40,50代)を均等に回収 / 合計10,000サンプル
調査日時:2015年10月26日(月)~10月27日(火)
調査機関:株式会社マクロミル
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