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ピジョン株式会社

【ピジョン にっこり授乳期研究会主催 医療従事者向けオンラインセミナーを開催】「今できる母乳育児支援」とは?全国の医療従事者がディスカッション

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~妊産婦とそのご家族に必要な支援・ケア、明日から実践したいアクションを意見交換~

 ピジョン株式会社(本社:東京都中央区、社長:矢野 亮)は、当社と専門家によるプロジェクト「ピジョン にっこり授乳期研究会」の活動として、2026年2月21日(土)に医療従事者を対象としたオンラインセミナーを開催しました。本セミナーでは、「授乳期母子状況調査(※1)」で明らかになった、この10年における妊産婦を取り巻く環境や授乳の実態の変化を共有。参加した助産師をはじめとする医療従事者は、現代の妊産婦とそのご家族に「必要な支援」の在り方や、明日からできるアクションについて活発なディスカッションを行いました。

【開催の背景と目的】
 「ピジョン にっこり授乳期研究会」が実施した調査(※1) によると、0~5ヵ月児の母親の82%が子どもへ母乳を与えているものの、「母乳のみ」または「主に母乳を与えている」といった母乳主体の割合は、10年前(※2)と比較して27ポイント減少しています。授乳の実態が急激に変化した背景には、共働き世帯の増加やコロナ禍など、社会や環境・価値観の変化を受けた複合的な要因があると考えられます。こうした母乳育児を取り巻く状況が刻々と変化している現状を受け、医療従事者が授乳支援について改めて考え、明日からの支援を後押しすることを目指して、本セミナーを企画しました 。
【セミナーの主要トピックス】
- ピジョンより「授乳期母子状況調査」の調査結果として、「10年前と比較した授乳実態の変化」や「栄養方法の選択とその理由」などを報告。現代の妊産婦の授乳課題を共有しました。
- その後、参加者はグループに分かれ、「妊産婦とそのご家族にとって不足している支援と今後新たに必要となる支援」「明日から実践したいアクション」について、活発な意見交換を行いました。専門家として、一人ひとりにどう寄り添うことができるのか、リアルな葛藤と支援に懸ける思いが共有される場となりました。
- 「ピジョン にっこり授乳期研究会」の小児科医および助産師が登壇し、専門的な知見からフィードバックや具体的なアドバイスを行いました。これにより、参加者が自身の支援の在り方を再考する有意義な時間となりました。

※1 2024年10月ピジョン調べ  授乳期母子状況調査  対象:調査業・広告代理業・マーケティング業の本人従事者・家族従業者を除外した全国の20~44才女性 有効回答数20,000人のうち、妊婦447人(第一子を妊娠中)、ママ1,558人(子どもは1人で生後3才未満且つ同居中、母乳または育児用ミルクを与えたことがある女性) 調査結果リリース(https://www.pigeon.co.jp/news/files/pdf/20250515_2.pdf)もあわせてご覧ください
※2 2014年におこなった調査については、プレスリリース(https://www.pigeon.co.jp/release/service/pdf/150324_2.pdf)を参照ください

■ グループディスカッションの概要

 「妊産婦とそのご家族にとって不足している支援と、今後新たに必要となる支援は何か」をテーマとし、「従来の画一的な支援だけでは、現代の妊産婦のニーズを埋めきれていない」といった意見が交わされました。
必要な知識を届ける工夫
 SNS等で情報が溢れるなかで、病産院・行政が発信する信頼性の高い知識が「自分事」として届かず、記憶に残らないというギャップが課題として挙げられました。単にパンフレットを配布するだけといった画一的な支援に留まらず、支援者として一人ひとりに寄り添い、情報の受け手に合わせた届け方にブラッシュアップしていく必要性が語られました。
個々の価値観に寄り添った動機づけへ
 多様なライフスタイル・価値観を持つ現代の妊産婦とそのご家族には、一律の授乳指導では響きにくい現状が浮き彫りになりました。専門家として、各家庭の状況に合った授乳スタイルを共に考え、モチベーションを支える、個別性の高い関わりの必要性が共有されました。
現代の価値観に合わせた支援スキルの習得とアップデート
 支援者側の学びの機会やアップデート不足についても、現場のリアルな声が共有されました。旧来の指導を見直し、現代の多様なニーズに合った柔軟な支援へとアップデートしていくことが支援者自身の課題として再認識されました。

 次のテーマでは、明日からの母乳育児支援について、立場や施設環境が異なる中でも、「明日からすぐに取り組みたいこと」を一人ひとりが考え、具体的な行動やアイデア・決意がグループで共有されました。
「指導」から「伴走」へ
 専門家としての意見や手法を一方的に押し付けるのではなく、まずは母親自身がどのような授乳スタイルを望んでいるのか、その思いを丁寧に聞き出すことを最優先したいという声が多く上がりました。母親の考えを主軸に据え、個々の価値観に寄り添うコミュニケーションを、日々の現場で意識していくという決意が語られました。
パートナーを巻き込んだ支援体制
 支援の対象を母親に限定せず、パートナーへも積極的に情報提供を行うアクションが提案されました。母乳育児のメリットや具体的なサポート方法を共有し、夫婦が正しく理解を深めることで、授乳が「夫婦の共通認識」として分かち合える体制づくりを目指したいとの思いが語られました。

■ 「ピジョン にっこり授乳期研究会」専門家によるフィードバック

加部 一彦 先生(小児科医)
埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター 新生児部門 小児科特任教授
 今回のディスカッションを通じて、「妊産婦とそのご家族への教育」と、「支援者の教育」という二方向の重要性が改めて示されました。現在は病院・産院も地域もリソースが限られており、一つの施設で支援を完結するには限界があります。今後は施設の壁を超えた「横のつながり」を模索し、産前から産後まで切れ目のないケアを提供していく必要があります。
 また、男性の育児参加率も年々上昇し、夫婦で育児をする家庭も多くあります。男性も妊娠期から、より当事者意識を持てるように両親学級の内容見直しなど、世の中の価値観の変化に合わせた柔軟なアップデートが求められています。

宮下 美代子 先生(助産師)
みやした助産院 院長/NPO法人WooMoo 理事長
 大切なのは、支援者がお母さんの意向を決めつけないことです。授乳方法の希望の裏には、必ずその人なりの理由やこれまでの葛藤があります。「私たち支援者がどうさせたいか」ではなく、「お母さんがどうしていきたいのか」を丁寧に聞き、その思いを分かち合うだけで、お母さんの気持ちが前向きに変わることもあります。
 妊婦健診に同行するパートナーであれば、その機会に女性の体の変化や産後のリアルを伝えていくことで、家族全体で育児を支える土壌を育んでいってほしいと思います。

■ セミナー参加者の声

 参加者へ実施したアンケート(※3)では、「本セミナーを受け、明日からの自身の母乳育児支援で『取り組みたいこと』『変えたいこと』が見つかった」と回答した医療従事者が88%に上りました。母乳ケアの方法を模索・見直している方にとって、本セミナーが今後の支援のあり方を考えるための一助となったことが伺える結果となりました。

また、明日から取り組みたい具体的なアクションとして、以下のようなご意見が寄せられています。
- 「妊産婦さんの意思決定を支援できるよう、フラットな視点で話を聞きたい。」
- 「妊娠中から、本人や夫にも母乳育児についての情報を伝え、事前に準備していこうと思う。」
- 「今回の学びを所属施設に共有し、スタッフのモチベーションを上げていきたい。」
- 「妊娠期の患者さんと母乳育児の話をする時や、スタッフとケアについて話す時に丁寧に会話すること。なぜそう思うか、もう一歩踏みこんで聞いていきたい。」

※3 2026年2月ピジョン調べ 参加満足度アンケート 対象:「ビジョンにっこり授乳期研究会主催 今できる母乳育児支援を考えるオンライン参加型ディスカッション」に参加した医療従事者24名

【セミナー開催概要】

日時:2026年2月21日(土)※同テーマで2回開催
 午前グループ 10:30~12:15
 午後グループ 14:00~15:45
形式:オンライン(Zoomミーティング配信)
対象:医療従事者(助産師・看護師等)

【参考】

ピジョン にっこり授乳期研究会

 育児用品メーカーのピジョン株式会社と、産婦人科医、小児科医、助産師、公認心理師などの専門家による、親子の授乳期におけるさまざまな課題へのソリューションを考えるプロジェクト。
 当社がモノづくりで蓄積してきた研究や調査をベースに、専門家と共に授乳期への理解を深め、議論を行いながら、ご家族に「にっこり」を届けることをゴールに、2015年に発足しました。
URL:https://www.smile-lactation.com/jp

ピジョン株式会社
ピジョンは、育児用品をはじめ、マタニティ用品・介護用品・保育サービスなどを手掛けるブランドです。
60年以上に亘る研究に基づき、製品やサービスを提供することによって、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしたいと考えています。
ピジョンは、赤ちゃんが生まれながらに持つ素晴らしい力を育み、すべての赤ちゃんがありのままに輝ける世界の創造を目指していきます。

赤ちゃんにやさしい未来に向けた世界中に広がる私たちの取り組みを下記でご紹介しています。
https://www.pigeon.co.jp/vision-of-a-baby-friendly-future/

もしも母乳が出なくても
 母親のその時の気持ちを専門家に相談し、周囲のサポートを得ながら、ミルクを足していけるといいでしょう。もしも母乳が出なくても不安になる必要はありません。

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