人生への満足度は、20代から30代にむけて下降線を辿り始め、40代から50代にかけて、どん底を迎える。そして、その後、上昇していくという。この「ハピネス・カーブ」とは、何なのか? 研究の最前線を紹介。

苦しいのはあなただけではない。幸福感がどん底になるという40~50代。 「人生、このままでいいのか?」という焦燥感にブルッキングス研究所のシニアフェローが科学で迫る。
その危機をしのげば、幸福感に満ちた人生が待っているのか?
「ハピネス・カーブ」に学ぶ中年期の幸福感。全米話題の書。
「
ハピネス・カーブにどのように対処するかは、社会的な問題でもある。人間がひとりだけで、個人的に、頭の中だけで対処できるものではないからだ。社会からのサポートが必要になる。中年や老年について社会全体の考え方を変える必要もあるし、赤いスポーツカーを乗り回す偏屈な老人の姿は痛々しい、といったような考え方は捨てなければならない。社会は、中年期特有の谷底にいる人たちを揶揄するのではなく、手をさしのべなくてはならない。
」(1章「人生の航路」より一部抜粋)
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