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株式会社CAICA DIGITAL

DID/VCアプリの第一段階社内試行を完了

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~DID発行・VC付与・確認フローの有効性を確認し、社外展開に向けた知見を蓄積~

当社の子会社である株式会社CAICAテクノロジーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 伸、以下「CAICAテクノロジーズ」)は、2026年3月3日に公表した、分散型ID(DID:Decentralized Identifier)および検証可能な資格情報(VC:Verifiable Credential)を活用したデジタルIDアプリの社内試行について、第一段階の検証を完了いたしましたのでお知らせいたします。

本社内試行では、社員一人ひとりが自身のDIDを保有・管理し、各種証明情報をVCとして安全に発行・付与・確認できる環境の構築を目的として、DID発行、VC発行・付与、VC確認までの一連のフローを検証しました。

その結果、複数のDID方式に対応したDID発行・管理、管理者によるVCテンプレート作成・発行・付与、社員によるVC表示・確認、クラウドデータベースとローカル環境の同期等が正常に動作することを確認しました。これにより、DID/VCを活用した社内デジタルID基盤の技術的有効性を確認するとともに、今後の社外展開に向けた技術的・運用的知見を蓄積いたしました。

1.本社内試行の背景

近年、Web3やブロックチェーン技術の進展に伴い、個人や組織が自身の情報を主体的に管理し、必要な情報のみを安全に提示できる自己主権型アイデンティティ(SSI:Self-Sovereign Identity)への関心が高まっています。

従来のID管理は、特定の事業者やシステムに依存する中央集権型の仕組みが中心でした。一方、DID/VCを活用することで、個人や組織が自身のIDおよび証明情報を管理し、必要に応じて真正性を検証可能な形で提示することが可能となります。

CAICAテクノロジーズは、これまで培ってきたブロックチェーンおよびデジタル金融分野の技術力を活かし、DID/VCを活用した実用的なソリューションの開発を推進してまいりました。本社内試行は、DID/VCの実社会実装に向けた第一段階として、社内における運用検証を行うものです。

2.社内試行の概要

本社内試行は、2026年3月3日から2026年4月末までの期間において、社内参加者13名を対象に実施しました。

本試行では、以下の内容について検証を行いました。

・社員が自身のDIDを保有・管理できる環境の構築
・複数のDID方式に対応したDID発行・管理
・管理者によるVCテンプレート作成、発行、付与
・社員によるVCの一覧表示、詳細確認
・クラウドデータベースとローカル環境の同期
・オフライン環境におけるローカルデータの利用
・社外展開を見据えた技術的・運用的知見の蓄積

3.主な実証結果

本社内試行における主な結果は以下のとおりです。

・試行参加者数:13名
・DID発行件数:15件
・VC付与件数:26件
・VC確認成功率:100%

また、以下の事項について正常に動作することを確認しました。

・複数のDID方式(did:key、did:ethr、did:web)での発行・管理
・管理者によるVCテンプレート作成、発行、付与フロー
・参加者全員による、自身のDIDに紐づくVCの取得・表示・確認
・クラウドデータベースとローカル環境のデータ同期
・オフライン環境におけるローカルデータの利用

4.DID発行に関する検証

本社内試行では、以下の3方式に対応したDID発行・管理について検証を行いました。

did:key
ブラウザ内で暗号鍵を生成するローカル生成方式です。オフライン環境での利用にも対応し、ユーザー自身がDIDを保有・管理する基盤としての有効性を確認しました。

did:ethr
Ethereumテストネットを活用したブロックチェーン方式です。改ざん耐性および透明性を備えたDID管理方式として、発行・管理・解決が正常に機能することを確認しました。

did:web
Webドメインと紐づけてDIDを管理する方式です。既存の企業ドメインとの親和性が高く、企業利用に適したDID管理方式としての有効性を確認しました。

また、発行したDIDについては、メールアドレスと紐づけて管理し、1ユーザーが複数のDIDを保有できる構成としました。DID情報はクラウド環境に永続保存するとともに、ローカル環境にもキャッシュすることで、複数デバイスからの利用およびオフライン時の利用可能性を確認しました。

5.VC発行・付与・確認に関する検証

本社内試行では、社員証サンプルVCをJSON-LD形式で発行し、参加者全13名のDIDに付与しました。

管理者側では、VCテンプレートの作成、認定名・画像等の設定、対象ユーザーの選択、DIDへのVC付与を行い、社員側では、DID表示画面から自身のDIDを選択し、VC表示画面において発行者、発行日、詳細情報等を確認するフローを検証しました。

VCには、credentialSubject、issuer、issuanceDate、expirationDate等の情報を含め、CAICAテクノロジーズが発行者として記録される形式で発行・保管しました。これにより、証明情報の真正性を担保しながら、社員自身が自身に紐づく証明情報を確認できる仕組みの有効性を確認しました。

6.今後の展開

CAICAテクノロジーズは、今回の第一段階社内試行により、DID発行、VC発行・付与、VC確認までの一連の基本フローが正常に動作することを確認しました。

今後は、今回得られた技術的・運用的知見をもとに、社内表彰、デジタル名刺、技術経歴・業務経歴の管理、人事評価制度との連携、社内連絡・コミュニケーションツール等への応用可能性について、さらなる検証を進めてまいります。

また、将来的には、企業・金融機関・自治体等に向けて、DID/VCを活用したデジタルID管理、資格・証明情報管理、アクセス権管理、データ真正性確認等のソリューション展開を目指してまいります。

CAICAテクノロジーズは今後も、ブロックチェーンとデジタルID技術の融合による革新的サービスの創出を通じて、安心・安全で信頼性の高いデジタル社会の実現に貢献してまいります。

                                           以 上

株式会社CAICAテクノロジーズ
問い合わせ先:営業部
TEL:03-5657-3010
メール:info-sales@caica.jp

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