◇『12か月のおいしい漢方』発売◇
Twitterで話題の国際中医学の専門家である田中先生が、「今」つらい症状におすすめの食材や料理が「すぐ」わかるよう解説しています。

〇薬に頼らず健康改善が期待できる食材や食習慣を紹介
漢方とは、中国から伝わった医学(中医学)が日本で独自に発展した医療法のことです。
病院に行ってもなかなか解消しない、薬に頼るほどでもないけれど、いつもなんとなくだるい、季節の変り目に調子を崩しやすい、ほてるのに冷える、慢性的なむくみや便秘に悩んでいるなど・・・
そんな「なんかスッキリしない」体調の悩みを抱える人に向け、日々の食生活のなかで、薬に頼らず健康改善が期待できる食材や食習慣を、薬膳や漢方的な見地から12か月に分けてわかりやすく紹介します。




この冬試したい!~体調不良を改善するおいしい漢方~
●受験勉強には“クルミ”
クルミを食べることで頭がフル回転します。
中医学には「以形補形」(食べ物は形が似ている場所を補う)という考え方がありますが、クルミは形が人間の脳に似ているため、脳の働きが良くなるとされています。
また、クルミは昔から「長寿果」ともいわれ、老化を遅らせ認知症を予防する効果が期待できます。幅広い世代の頭の回転のために常備しておきたい食材です。
●せき止めにはみかんの皮(陳皮/ちんぴ)+しょうが

みかんの皮を捨ててしまうのはもったいない! みかんの皮を干したものは、陳皮といって昔から親しまれてきた漢方素材。咳や痰を鎮める効果が期待でき、むいた皮を2~3日干したらしょうがと煎じて飲みます。皮についたワックスなどが気になるなら、塩でみかんを揉んでさっとゆで、冷水で洗い流しましょう。陳皮を温かい紅茶に入れて飲んでもOK。
陳皮のホットドリンク
陳皮6g、おろししょうが6g、水500mlを鍋に入れて火にかけ、半量になるまで煎じる。
はちみつ適量を加え、一日3回に分けて飲む。
●冬の不調全般にみそ汁を。いいことだらけの最強栄養食!

真冬を健やかに過ごしたい人は、毎日みそ汁を飲んでください! みそは薬膳では甘味・鹹味、温性。温中、解毒、降気作用があり、思う以上に冷えている日本人の胃腸を深部から温め、デトックスして腸内環境を整える最強の発酵食品です。また、メラトニンの分泌を促して眠りを深め、感情の波も鎮めてくれます。これに旬の具材を加えたみそ汁は、最強の栄養食。インスタントでもいいのでみそ汁をぜひ!
<症状別おすすめのみそ汁の具>
*冷え性、PMS、生理痛、更年期障害
→油揚げ、豆腐
*便秘、肌の乾燥・かゆみ、口の渇き、動悸、不眠
→ホタテ
*疲労、二日酔い(肝臓の保護)
→しじみ
*体のだるさ、むくみ、ぜいぜいいう咳、便秘
→わかめ
*肌の乾燥、のぼせ、ほてり、口の渇き、から咳
→豆腐
*悪寒、鼻水
→ねぎ
*肩こり、頭痛、手足の冷え
→たまねぎ
*アレルギー、風邪をひきやすい、下痢・便秘
→かぼちゃ
病院に行ってもなかなか解消しないからだの不調やトラブルを
薬に頼らずにリセットしましょう!
【著者プロフィール】

鍼灸師、登録販売者、国際中医専門員(国際中医師)、メンタルヘルスマネジメントII種資格保持。
日本中医薬研究会会員。兵庫県神戸市垂水にある漢方相談薬局「CoCo美漢方(ここびかんぽう)」勤務。
幼い頃より創業者である母親のもと、漢方や薬膳を身近に過ごし、旬の食材を取り入れた滋味あふれる料理に親しむ。関西学院大学法学部卒業後、「イスクラ中医薬研修塾」にて中医薬の基礎を学び、その後北京中医薬大学で現場の医療を研修。現在は店舗で日々健康相談にのる傍ら、鍼灸師として施術も行う。四季折々に感じる体から心までの不調の解消方法などをツイッターで発信し、話題に。
2010年には、明石市の観光大使も務めた。
CoCo美漢方 http://www.coco-bi-kanpou.com
公式Twitterアカウント @mococo321(CoCo美漢方 田中)
■新刊概要
タイトル:『CoCo美漢方 田中の 12か月のおいしい漢方~日々の食事で不調を改善~』
著者:田中友也
発売:2019年12月13日
定価:1430円(本体1300円+税)
判型:四六判
発売元:株式会社 扶桑社
ISBN:978-4-594-08363-2
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