~「実際の仕事」を体験する場の提供を通じて、障がい者・企業の双方に向けて安定した現場定着へと導く新たな就労モデルの構築を目指す~

スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺、以下「タイミー」)と株式会社シップス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原 裕章、以下「シップス」)は、近隣の障がい福祉サービス事業所とも連携の上で、2026年3月より、スポットワークを活用した障がい者雇用に関する検証を開始することをお知らせいたします。
本検証の背景・目的
現在、障がい者の段階的な長期雇用に向けた支援として、職場での実習や国のトライアル雇用助成金制度(※1)などが重要な役割を果たしています。しかし、従来の職場実習は数日間の無償での受け入れを前提としているため、障がい者・企業の双方にとって、時間をかけてお互いの適性を見極めることが難しいケースが多く、入社後のミスマッチに繋がりやすい課題感が存在していました。また、数ヶ月単位のトライアル雇用(※1)は、障がい者本人・企業双方にとって心理的ハードルが高い側面もあるものと考えられます。
そこで本検証では、障がい者雇用にも積極的に取り組むシップスと共に、このような仮説や課題意識に基づき、スポットワークの「1日単位で、履歴書・面接なし」という特性を活かして、双方の不安や懸念を最小限に抑えながら「実際の仕事」を体験する場を提供していくことを目指します。これにより、双方の理解を深め、最終的にはミスマッチの少ない安定的な雇用への移行を目指します。
※1:事業所が障がい者を一定期間の試行雇用の形で受け入れることにより、障がい者の適性や業務遂行可能性を見極め、障がい者と事業主の相互理解を促進すること等を通じて、常用雇用への移行を促進する事業。
本検証において期待される効果(障がい者に向けて)
本検証は、障がい者の「不安」を「自信」に変え、安定した現場定着へと導く新しい就労モデルとなることを目指しています。
- 心理的安全性の確保「職場・仕事の雰囲気がわからない」という不安を、実際の就業体験を通じて解消し、入社後のギャップを防ぎます。
- 就労意欲の醸成報酬を得られる「仕事」として責任を持って取り組むことで、自立への自信と就労意欲の醸成をサポートします。
- 無理のないステップアップ「いきなり長期雇用」という高い壁を、1日単位のスポットワークから始めることで下げ、自分のペースで社会参画できる選択肢を創出します。
取組内容
■1 実施体制
本検証では、就業場所や業務の提供を行う企業(雇用主)としてシップスと連携いたします。また、企業(雇用主 / シップス)とマッチングプラットフォーム(タイミー)だけでなく、支援者・当事者の視点も取り入れ、以下の体制で進めていきます。
- 株式会社シップス: 雇用主として就業場所および業務の提供
- 株式会社タイミー: マッチングプラットフォームの提供、および効果把握
- 障がい福祉サービス事業所・障がい者就業・生活支援センター: 候補者の選定および就業前後の中長期的なサポート
- 障がい者当事者団体:障がい当事者の視点に基づく助言
■2 検証の方法(限定公開マッチング)
本検証では、特定の障がい福祉サービス事業所の利用者のみが閲覧・申し込みできるタイミーの「限定公開」機能を活用し、マッチング前に、あらかじめ支援機関を交えたコミュニケーションを可能にします。これによって、事前に企業がワーカー(障がい者)の障がい特性や必要な合理的配慮を十分に理解した上で適切な雇用管理を行い、ワーカーが安心して当日を迎えられる体制を構築します。

■3 対象業務とノウハウの応用
タイミーはこれまで、数多くの企業の業務プロセスを分析し、初めて就業する方でも取り組みやすい特別なスキルを必要としない「業務の切り出し」を提案してまいりました。 今回の検証では、シップスが従来タイミーで募集していた、物流センターでのアパレル商品の「袋詰め」「タグ付け」「ピッキング」などの業務にて取り組みを実施します(※2)。タイミーが蓄積してきた「業務切り出し」のノウハウを障がい者雇用の分野でも応用できることを検証していきます。このことを通じて、障がい者の働く環境を広げていき、一人ひとりが自分の可能性を広げていける社会を目指します。
※2:休憩時間の配慮など、障がい特性に合わせた雇用管理は併行して行います。
■4 スケジュール
2026年3月より順次、募集およびマッチングを開始します。一定期間後、ワーカー・企業双方の意識変化などの成果を取りまとめる予定です。
当社のプロジェクトメンバー
株式会社タイミー スーパーサポートチーム 東野 翔太
2014年、株式会社LITALICOに入社。障がいのある方への就労支援および、企業に対する採用・定着支援など、双方のサポートに従事する。2021年より、特例子会社の立ち上げ参画やフリーランス活動を経て、福祉とビジネスの両面から障がい者雇用の課題解決に取り組む。2024年より株式会社タイミーに参画。スーパーサポートチームのチームリーダーとして障がい者雇用に関わる戦略策定から現場運用までを担当。
株式会社タイミー スーパーサポートチーム 三田 千穂
大学・大学院にて教育心理学や障がい児教育を専攻し、2016年より特別支援学校にて障がいのある児童生徒の教育に従事。2021年からは障がい者雇用の人材紹介会社にて、企業と求職者(障がいのある方)双方の支援に携わる。2024年より株式会社タイミーに参画。社内における障がい者雇用チームの立ち上げを行い、50名規模の採用から制度設計までを一気通貫で担当している。
株式会社タイミー 地方創生グループ 山口 眞司
2010年早稲田大学卒業後、厚生労働省に入省。若年者雇用、派遣労働者の同一労働同一賃金、雇用関係助成金の企画などに携わる。2024年より株式会社タイミーに参画。地方自治体等と連携し、タイミーを活用した「就職困難者の就労支援」、「キャリア教育」、「災害復興対策」などのプロジェクトを担当。
株式会社シップス会社概要
シップスは1975年に創業した、日本で歴史のある老舗のセレクトショップを運営するアパレル小売企業です。「Stylish Standard」をコンセプトに、国内外ブランドのセレクトとシップスオリジナル商品を揃え、トレンドとベーシックをミックスしたスタイルを提案しています。
SHIPS、SHIPS anyの2つのレーベルを軸に、メンズ、ウィメンズ、キッズのアパレルと服飾雑貨を中心に販売しており、全国に約70店舗を構え、SHIPS公式オンラインショップなどの通販サイトを展開している企業です。
株式会社タイミーについて
タイミーは、タグライン「はたらくに“彩り”を。」をテーマに、「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングすることで、時間や場所に制約されない自由な働き方を提供するスキマバイトサービスです。働き手は、働きたい案件に申し込むだけで、履歴書や面接無しですぐに働くことができ、勤務終了後すぐにお金を受け取れます。 事業者は、求めるスキルや、来てほしい時間を最短1時間から設定するだけで、条件にあった働き手と、システムを介して自動的にマッチングします。タイミーは、いつでも、どこでも、人生のどんなフェーズにおいてもその人らしい「はたらく」に手を伸ばせる「ワークバリアフリー」な社会の実現を目指します。そして、「はたらく」を通じた出会いや体験が働き手の人生の可能性を広げ、世の中にうれしい時間を増やしてまいります。
<会社概要>
設立 :2017年8月
代表者 :小川 嶺
所在地 :東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター35階
証券コード :215A
URL :https://corp.timee.co.jp/
タイミーラボ :https://lab.timee.co.jp/
スポットワーク研究所 :https://spotwork.timee.co.jp/