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公益財団法人日本ユニセフ協会

ネパール大地震 5分にひとり-被災地に生まれる新たな命 【プレスリリース】

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助産施設の70%が倒壊 ユニセフ、新生児や妊産婦へのケアや支援を急ぐ

※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです。
※原文は http://j.mp/nepal20150515 でご覧いただけます。
※関連画像・映像は http://uni.cf/1L516AL からダウンロード可能です。

【2015年5月15日 カトマンズ発】

ユニセフ(国連児童基金)は、ネパールにおける2度の大地震で被災した地域では、助産
施設が大きな被害を受けたことで、毎時12人、5分にひとりの赤ちゃんが、基本的な保健
ケアのない状況下で誕生していると発表しました。早急に保健システムを立て直さな
ければ、今後1カ月の間に、1万8,000人近い新生児と母親が、非常に厳しい状況に直面
すると指摘しています。

大地震の被害が最も深刻な14地域では、助産施設の少なくとも70%が倒壊もしくは
ダメージを受けており、いくつかの地域では90%に被害が出ています。被災を免れた施設
は混雑し、妊娠中の女性の多くは、安全に出産するための保健ケアを受けられずにいます。
多くの母親が家を失い、生まれた子どもと安全に過ごす場所さえないのです。

「先月の地震以来、被災地では病院や助産施設外で出産する母親の数が、30%以上増えて
いるとみられます」とユニセフ・ネパール事務所代表の穂積智夫は報告しています。
「生まれた最初の日が、赤ちゃんにとって最も危険です。新生児とお母さんたちの健康
状態が、大変心配です」(穂積代表)

震災以前から、ネパールでは質の高い保健ケアを受けられる妊産婦や新生児は限られて
おり、毎日38人の新生児が予防可能な原因で命を落とし、8時間にひとりの妊産婦が、
出産に関連する合併症で亡くなっていました。震災前、約38%に留まっていた保健施設
での出産割合は、この地震の影響でさらに大きく下がるのではないかとユニセフは危惧
しています。

「地震後のストレスや混乱の中で、早産、流産、合併症などのリスクが高まっており、
新生児と妊産婦への支援が急務です」と穂積代表は続けます。「被災地では1日におよそ
90人の女性が帝王切開を必要としているとみられていますが、対応できていない状況です」

ユニセフはネパール政府などとともに、妊産婦や新生児への緊急の支援として、産科用
テントを含む緊急医療テントの設置、病院に入ることができなかった母親や新生児を受け
入れ、ケアを提供するための専用避難施設の設置(22カ所)、母子保健を提供する移動式
クリニックの運用、お産に必要な資材や新生児用衣料の提供などの支援を急ピッチで
進めています。

* * *

日本ユニセフ協会は、被災地で続く緊急支援ならびに今後の復興支援のための更なる
ご支援を受付けています。ユニセフ『ネパール大地震緊急募金』の告知へのご協力を
お願いいたします。

ユニセフ『ネパール大地震緊急募金』

・インターネット(クレジットカード)による募金
日本ユニセフ協会ホームページ:www.unicef.or.jp にて受付中

・郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座への振込
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「ネパール」と明記願います。
*送金手数料は免除 されます。

・三井住友銀行募金口座
支店名: 三井住友銀行東京公務部
口座番号:普通預金 162609
口座名: 日本ユニセフ協会 緊急募金口2
*期間:2015年4月27日(月)~ 2015年10月26日(月)
*コンビニATMや他行からの振込み手数料等については対象外となります。

・募金に関する一般お問い合わせ
フリーダイアル 0120-88-1052(平日9時~18時)

公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。

* * *

ユニセフ・ネパール事務所の穂積代表はじめ、現地で活動するユニセフ職員も、
可能な限りインタビュー等のご希望に対応しております。ご取材をご希望の方は、
以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。

※穂積代表からの報告はWEBにてご覧いただけます。
http://j.mp/unicef-nepal2015

Rupa Joshi, UNICEF ネパール, Tel + 977 1 5523200 ext 1179.
         mobile + 977 9851054140 , Eメール:rjoshi@unicef.org
Jean-Jacques Simon , UNICEF ネパール,
Tel +977 9 801030076, Eメール : jjsimon@unicef.org
Rose Foley, UNICEF ニューヨーク(在ネパール),
Tel +1917 340 2582,  Eメール : rfoley@unicef.org
Kent Page, UNICEF ニューヨーク(在ネパール),
Tel +977-98020-38951, Eメール : kpage@unicef.org
Chris Tidey, UNICEF,  Tel +1 917 909 9542,  Eメール : ctidey@unicef.org

* * *

■お問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp

■画像・映像素材のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)>
http://j.mp/unicef20150512 ・ http://uni.cf/1L516AL
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(http://www.unicef.or.jp/

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

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