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公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

ホテル、ダンスホール、デパート…当時を色濃く写す大佛次郎の≪現代小説≫

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「JAZZが聞こえる 大佛次郎の昭和モダン」展 開幕

横浜・港の見える丘公園の大佛次郎記念館では、大佛次郎(1897-1973)による昭和初期、戦前の横浜・東京を舞台とする≪現代小説≫と、大佛次郎と酉子夫妻のモダンなライフスタイルを紹介する展覧会を、開催しています。

大佛次郎が新聞紙上で、現代小説「白い姉」を発表したのは1931年のことです。以来、「佛蘭西人形」(1932年)、「夜の真珠」(1934年)から「明るい仲間」(1941年)にいたるまで、ほぼ連載と同時期の日本社会を舞台とするこれらの作品には、当時仕事場としていた横浜のホテルニューグランドや、哀愁漂うダンスホール、マスコットという名の馴染みのバーなどでの、数々のダンスや音楽シーンが登場します。

モダンライフの先駆けとなったものがダンスであり、ジャズはこのダンスのための音楽として広がりました。

作中では「ジャズ」は、単なる風俗を表すだけでなく、登場人物の心を映し出す小道具として、数多く描かれています。

当時の「ジャズ」とはどんな音楽だったのでしょうか。ラジオやレコードから流れ、ダンスや映画音楽に使われ、独特のリズムと親しみやすいメロディでせまってくる、このアメリカ生まれの音楽は、人々を瞬く間に魅了しました。

本展では、昭和初期(1920年代後半-1940年頃)の文化を象徴した「ジャズ」を手がかりに、大佛次郎の≪現代小説≫から、大佛がとらえた「モダン」が何かを探りつつ、大佛次郎が元女優の酉子夫人と過ごしたモダンライフを、愛蔵のSPレコードや、当時の雰囲気あふれる写真、初公開のドレス等、貴重な資料とともに紹介します。

【大佛次郎の聞いたJAZZ】展示会期中、ギャラリーに隣接する大佛次郎の書斎兼寝室を模した記念室では大佛愛蔵のSPレコードから取り出した、二村定一「白帆の歌」やジョセフィン・ベイカー「ダンス狂ひ」など、当時のジャズを、BGMとしてお楽しみいただけます。

【展示会期】
 2022年9月3日(土)~12月25日(日)

【開館時間】
9月  10:00~17:30(入館は17:00まで)
10月~10:00~17:00(入館は16:30まで)

【休館日】
月曜日(祝休日の場合は翌平日)

【観覧料】
大人(高校生以上)200円
中学生以下 無料
※横浜市内在住の65歳以上の方は100円
※毎月23日「市民の読書の日」と、第2・第4土曜日は高校生無料
※障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

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