角川書店 ブランドカンパニー
いよいよ来週に発売が迫る、上橋菜穂子さん最新作『鹿の王』(上・下)。 “児童文学のノーベル賞”と称される国際アンデルセン賞〈作家賞〉受賞、2016年春にNHKで『精霊の守り人』(新潮文庫)ドラマ化決定など、日本のみならず世界中が待ち望む著者の最新作とあり、予約・注文が殺到。問合せも増えているため、発売前に重版が決定し、3刷累計10万部でスタートすることになりました。
さらに、9月25日(木)の発売に合わせ、特設サイトも随時更新しています。試し読みも始まっていますので、この機会にぜひ『鹿の王』の世界に触れてみてください!
【特設サイト】
http://www.kadokawa.co.jp/sp/2014/shikanoou
上橋菜穂子さんインタビュー・推薦コメント・試し読みを追加しました!!
◆著者インタビュー
著者・上橋菜穂子さんに、「鹿の王」への思いを語っていただきました。
◆推薦コメント追加
中村憲剛さん(サッカー選手・川崎フロンターレ)とヤマザキマリさん(漫画家)からコメントをいただきました。
◆試し読み
冒頭約45ページを特別に公開しています。
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鹿の王(上) ――生き残った者――
鹿の王(下) ――還って行く者――
命をつなげ。愛しい人を守れ。
もがき、そして戦え。
傷つきながらも生きていく人々の輝く生命の物語。
強大な帝国にのまれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団。
その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。
その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾う。
一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、
医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。
ヴァンとホッサル。
病を見た男と、病を治そうとする医術師。
ふたりの運命が交叉するとき、見たこともない世界が眼前に現れる。
厳しい世界の中で、暖かく他者を支えながら生きる人々の、
激しくも美しい物語が、いまはじまる――。
【著者紹介】 上橋菜穂子(うえはし・なほこ)
作家、川村学園女子大学特任教授。文化人類学専攻、オーストラリアの先住民アボリジニを研究。
1989年、『精霊の木』で作家デビュー。著書に、第34回野間児童文芸新人賞、第44回産経児童出版文化賞≪ニッポン放送賞≫をダブル受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、第42回野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年、英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。
2014年、“児童文学のノーベル賞”と称される国際アンデルセン賞≪作家賞≫を受賞。日本人の作家としては1994年に受賞したまど・みちお氏以来2人目の快挙となる。
綾瀬はるか主演で『精霊の守り人』が2016年春からNHKでドラマ化されることも決定。
【発売日】2014年9月25日★電子書籍も同日発売予定
【定価】各巻・本体1600円+税
【頁予定】上巻568頁/下巻560頁
【体裁】四六判上製
【装画】影山徹
【装丁】坂川栄治+永井亜矢子(坂川事務所)
【発行】株式会社KADOKAWA
【編集】角川書店