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公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

ACY アーティスト・フェローシップ助成 助成対象者決定!

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アートと地域をつなぐ新しい助成プログラム。気鋭のアーティスト5名を採択!

アーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)では、日々新しい表現を追求し、創作活動にはげむアーティストのキャリア形成を支援するための助成プログラムを実施しています。この度、2023年度「ACY アーティスト・フェローシップ助成」の助成対象者を決定しましたのでお知らせします。

今回は「美術」「舞台芸術」の2分野を対象とし、国内外から136件の申請があり、専門家による選考を経て5名が選ばれました。

選ばれたアーティストには、国内外で活動するための資金(100万円)が提供され、また、横浜各地で行う創作や作品発表等に対してのサポートを受けられます。

アーティストたちはこの取り組みを通じて、横浜各地の団地や住宅街、商店街などにあるユニークな活動をする拠点に滞在します。市民に身近な場所でアートを展開することで、市民とアーティストが交わり、コミュニティの活性化や横浜の魅力の再発見、人を惹きつける新たな価値創造につながることを期待しています。

https://acy.yafjp.org/grants/2023/81233/#adopted

助成対象者(五十音順)

加藤 立(かとう りゅう)

アーティスト。1979年愛知県生まれ。人間の行為を演劇的に捉え、異化し、パフォーマンスなどで作品化している。広島市現代美術館所蔵の作品『I am a museum』(2019)では、美術館所蔵の絵画を複製し、それを背負って美術館の外に出て、街中で出会った偶然の鑑賞者に絵画を観せるというパフォーマンスを行った。最近の活動に、『絵画の沈黙が聴こえてくる』(ANB TOKYO、2022年)、『鑑賞者』(第24回岡本太郎現代芸術賞、2021年)、『I am a museum』(広島市現代美術館、2019年)など。
http://www.ryukato.com/

坂本 夏海(さかもと なつみ)

アーティスト。Back and Forth Collective メンバー。
記憶の継承に埋め込まれたジェンダー役割の政治性を探求する映像インスタレーション作品を展開する。近年はフェミニズムの「周縁」に存在した女性の連帯の歴史調査を軸とした芸術実践を行う。
最近の活動に「Song for Solidarity (Waulking Song)」(グラスゴー現代美術センター、2024年)、「When Bodies Whisper」(Timespan、2023年)など。
https://www.natsumi-sakamoto.com/

私道 かぴ(しどう かぴ)

作家、演出家。京都を拠点に活動する団体「安住の地」所属。戯曲の可能性の拡張を目指し「小説を書き、それを基に戯曲を制作する」という手法を用いる。共同脚本・演出での創作も行う。身体感覚をテーマにした戯曲『いきてるみ』で第19回OMS戯曲賞佳作を受賞。脚本・演出作品『アーツ』が第16回せんがわ演劇コンクールにてオーディエンス賞を受賞。国際芸術祭あいちプレイベント「アーツチャレンジ2022」や「茨城水郡線 奥久慈アートフィールド2022」等、美術の分野でも作品を発表している。
https://anju-nochi.com/

山岡 瑞子(やまおか みずこ)

映画作家/ア-ティスト。1998年渡米。2002年Pratt Institute(NY)卒業直後、事故に遭い帰国。中途障害者・帰国者の立場からの制作方法を模索する。2016年、バルセロナで初短編ドキュメンタリー制作。BankART AIR 2021への参加を経て、初長編ドキュメンタリー映画『Maelstrom(マエルストロム)』(2022)完成。ピッツバーグ大学Japan Documentary Film Award 2022受賞。その他、第23回ニッポン・コネクションなど、国内外の映画祭で上映されている。
https://mizuko-yamaoka.amebaownd.com/

ユニ・ホン・シャープ

アーティスト。東京都生まれ。現在はフランスと日本を拠点に活動。
アーカイブや個人的な記憶から出発し、構築されたアイデンティティの不安定さと多重性、記憶の持続をめぐり、新しい語り方を探りながら、身体/言語/声/振付を通じてその具現化を試みる。最近の作品に、パフォーマンス『ENCORE』、映像インスタレーション『REPÈTE』など。2023年度アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)フェロー。
https://www.yunihong.net/

審査員(敬称略/五十音順)

天野 太郎(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)
岡本 純子(公益財団法人セゾン文化財団 シニア・プログラム・オフィサー)
野上 絹代(振付家・演出家、多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科専任講師)
藤原 徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
山峰 潤也(キュレーター、株式会社NYAW代表取締役)

滞在拠点

左近山アトリエ131110

大規模団地、左近山団地内ショッピングセンターの店舗を活用したアート拠点。ギャラリー/ワークショップ/カフェなど、屋外の広場とも連携し様々な活動を展開している。

アートスタジオ アイムヒア

アイムヒア プロジェクトと株式会社泰有社の共同運営によるオルタナティヴスペース。さまざまな展覧会/イベント/レジデンスプログラム等を実施している。

ARUNŌ -Yokohama Shinohara-

新横浜駅近くの旧横浜篠原郵便局を活用した文化複合拠点。「未知への窓口」をコンセプトにしたシェアスペースやカフェ、ポップアップテナント等からなる施設。

Murasaki Penguin Project Totsuka

2022年9月にオープンしたパフォーミングアーツとマルチメディアアートの新しい拠点。ダンスや演劇、音楽、映画など、さまざまな形態の作品発表が可能。

Co-coya

空き家をリノベーションした職住一体型の地域ステーション。土壁や漆喰、草屋根など自然を感じさせる改装手法が活かされ、多種多様な活動が繰り広げられている。

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/14302/table/979_1_487bed319af049e3c42059e61deabbf3.jpg ]

過去の助成対象者(肩書は当時のもの。継続採択は除く)

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/14302/table/979_2_f577ea825a6259f43f8ac4a9810ea114.jpg ]

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