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東急

本年11月1日、現業に従事する従業員の制服を16年ぶりにリニューアルします

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~鉄道業界初の取り組みとして、繊維リサイクルの課題解決循環型プロジェクト「ARChemia(R) (アルケミア)プロジェクト」に参画し、使用済み制服の再資源化を目指します~

当社は、本年11月1日、2008年から使用している現業に従事する従業員の制服を、現場の第1線で活躍する従業員の安全性と着心地の向上、資源の有効活用などを目的にリニューアルします。
今般のリニューアルにあわせ、性別による貸与の差異をなくしたほか、制帽は各自が着用するデザインを選択できるようにしました。また、地球資源の有効活用と廃棄物の削減を目指し、着用する機会が少ない季節限定の制服類を廃止することとしました。

また、着用を終了する現行の制服は、環境に配慮し未使用の生地や制服を活用してグッズなどにアップサイクルするほか、鉄道業界初の取り組みとして、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)と株式会社レゾナック(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋 秀仁、以下「レゾナック」)が共同で行っている、繊維リサイクルの課題解決循環型プロジェクト「ARChemia(R) (アルケミア)プロジェクト」(※)に参画し、使用済みの制服(一部)の再資源化を目指します。

当社は、2024年度を始期とする中期事業戦略において、戦略の柱の一つとして、「鉄道による環境・社会課題の解決」に取り組むことを掲げました。鉄道事業を通じて脱炭素・循環型社会の実現への責務を果たすとともに、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献などにより、環境・社会課題の解決を目指していきます。また、東急グループが掲げる「個性を尊重し、人を活かす。」の経営理念の下、当社においてもダイバーシティ経営を推進し、働く人に寄り添い、誰もが快適に働ける環境を整えることで、安全・安心な鉄道運営とご利用になるお客さまへのサービス品質の向上につなげていきます。

※「ARChemia(R) (アルケミア)プロジェクト」
これまでのケミカルリサイクルでは処理が難しかった混紡品を含む廃棄衣料をガス化処理し、二酸化炭素をほとんど排出することなく、低炭素水素や低炭素アンモニアなどに生まれ変わらせることで、廃棄物の社会課題を解決すると共に、循環型社会の実現に貢献する繊維リサイクルの課題解決循環型プロジェクト

《今回のリニューアルに関する概要》
1.着用開始   
2024年11月1日(金)初電から (予定)
2.対象  
運転士、車掌、駅係員などの運輸系の現業に従事する従業員
電気、工務、車両などの技術系の現業に従事する従業員
3.デザイン   
運輸系の制服に関しては、「安全・安心」「信頼」などを感じることができる紺色を基調とした「モダントラディショナル」スタイルを採用、スタイリッシュでありながら、動きやすさを重視したシルエットを追求しました。技術系の制服に関しては、伝統色のオレンジ色は変更せず、デザインや生地の性能により安全性や機能性を向上させました。(デザイナー:岡 義英氏)
4.特徴
運輸系の制服は、季節によって変更していたネクタイやジャケットをオールシーズン利用可能とし、ネクタイは紺とストライプの2種類から選択式にしました。女性用のキュロットは安全性の観点から廃止しました。制帽は、官帽とハイバックの2種類あり、性別に関係なく選択が可能です。
技術系の制服は、作業時の不快感軽減のため、夏服の脇・背中部をメッシュ素材にするなど、通気性を向上させました。また、ブルゾン前面には、データ活用・分析、新たな技術活用による技術オペレーションの高度化に対応するため、8インチのタブレット情報端末が入るサイズのポケットを4つ配備しました。

    ※運輸系の現業に従事する従業員の新制服

    ※技術系の現業に従事する従業員の新制服

(参考)
デザイナー 岡 義英氏 略歴
文化服装学院卒業後、ユニフォーム会社に入社しデザイナーとしてのキャリアをスタートさせ、2020年には株式会社ディー・スタイルを設立し独立。
現在まで、運輸・化粧品・ホテル・サービスなど、さまざまな業界の制服デザインを多数手がけている。

賞歴/1990年Webデザインコンテスト・リクルートUFコンテスト入賞、ビルメンテナンス協会クリーンクルーファッションコンテスト大賞受賞など。

《着用を終了する現行の制服を活用した循環型社会への取り組み》
当社はこれまで、使用済みの制服をリサイクル素材としてアップサイクルする取り組みを行ってきました。田園都市線地下区間5駅のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の第1弾となる駒沢大学駅においては、駅係員宿泊室に設置する什器類にアップサイクルしました。
今回のリニューアルで発生する使用済みの制服は、すべて回収し、資源循環に取り組みます。

1.お子さま用制服の販売
未使用の制服生地を活用して、新制服デザインのお子さま用ジャケットと半ズボンを数量限定で販売します(2025年2月下旬ごろのお届けを予定)。「TOKYU STYLE」オンラインショップにて、10月1日から受付を開始予定です。
(詳細は東急株式会社公式サイト「TOKYU STYLE」オンラインショップにてお知らせします。)
https://tokyu.com/news/66e9174a59d798016958fe06

2. 一般販売
未使用のシャツやネクタイなど一部アイテムを「鉄道お宝市」で販売します(社名が入ったエンブレム等は取り外します)。
※販売方法など詳細は決まり次第お知らせします。

3.「ARChemia(R) (アルケミア)プロジェクト」への参画
伊藤忠商事およびレゾナックが展開する「ARChemia(R)(アルケミア)プロジェクト」に参画し、従業員が着用した制服の再資源化を目指します。
※関連リリース https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230329_2.html

4.渋谷ファッションウイークへの参画
未使用のシャツを、デザイナーを志す服飾専門学校の学生たちのリメイクファッションショーの素材として提供します。2024年10月開催予定の渋谷ファッションウイークのイベントにて、学生たちによるリメイク作品を披露するとともに、今般の新制服もお披露目する予定です。

(参考)
今回の制服リニューアルを記念して、東急線キャラクター「のるるん」のぬいぐるみ用の新制服着せ替えセットを、12月4日から発売予定です。
(詳細は、東急株式会社公式サイト「TOKYU STYLE」のオンラインショップにてお知らせします。)
https://www.tokyu.com/


※イメージ

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