
『出雲風土記鈔』古代出雲歴史博物館本(第1冊岸崎時照自序)

『出雲風土記鈔』古代出雲歴史博物館本(第1冊風土記本文冒頭)
今から1300年前の奈良時代につくられた古代出雲の地誌『出雲国風土記』は、書き写されて現代に伝わるとともに、『出雲国風土記』に関する注釈も行われてきました。それらのうち、『出雲国風土記』最初の本格的注釈書ともいうべき『出雲風土記鈔』古代出雲歴史博物館本をインターネットで公開します。
古代文化センターでは、約30年にわたって全国にある100点以上の『出雲国風土記』写本を調査・撮影してきました。これらの写本のうち、島根県教育委員会が所有する写本や所有者の許可を得られた写本などの画像について、令和3年度よりインターネット上での公開を開始しています。
このたび、新たに1点(4冊)の写本の画像を公開いたしました。写本がどこからでも簡単に閲覧可能になることで、風土記研究のさらなる発展が期待できます。是非多くの方に活用していただけるよう、ご案内します。
1 公開ページ
https://www.pref.shimane.lg.jp/bunkazai/kodai/library/database/fudoki/
2 インターネット公開開始日
令和8年1月22日(木)
3 公開する写本と概要
(1) 『出雲風土記鈔』古代出雲歴史博物館本(4冊)
・ 島根県教育委員会所蔵、島根県立古代出雲歴史博物館保管
・ 江戸時代前期の天和(てんな)3年(1683)に松江藩神門郡(かんどぐん)奉行の岸崎時照(ときてる)に よって著された『出雲国風土記』最初の本格的注釈書で、脱落していた島根郡の神社記載などを補ったもの
・ 蔵書印や書き込みなどから、長く北島国造家周辺にあったことがわかり、伝来の過程を追うことができる貴重な写本