手紙から浮かぶ人間味あふれる素顔と、『法華経』に託した思想を、植木雅俊さんと読み解く――「本来の仏教とは何か」に迫る集中講義

古今東西の名著を25分×4回=100分で読み解くNHKの人気番組「100分de名著」。そのスペシャル番組や、テキストを加筆・再構成した「別冊NHK100分de名著」シリーズの最新刊『別冊NHK100分de名著 集中講義 はじめての日蓮「本来の仏教」とは何か』が、9月25日に発売となります。
日蓮を知ることから、「本来の仏教とは何か」を考える
・信徒への手紙から見えてくる、日蓮の「本当の素顔」を知る
・日蓮が生涯を捧げた『法華経』とは何かを知る
・原始仏教、『法華経』、日蓮をつなぐ思想の流れを知る
本書では、仏教思想研究家・植木雅俊さんが、数々の受難を経験しながら生涯を『法華経』に捧げた日蓮について、信徒たちに送った手紙から人情味あふれる素顔を描き出します。さらに、原始仏教から『法華経』、日蓮へと続く思想の流れをたどり、「本来の仏教とは何か」に迫ります。
日蓮には、強い言葉で自らの教えを説いた「苛烈な宗教者」という印象があります。しかし、信徒に宛てた数々の手紙を読むと、悩みや悲しみに寄り添い、相手を励まし続けた姿が見えてきます。本書は、そうした言葉から日蓮の「人間観」「平等観」「死生観」を読み解くとともに、日蓮が生涯を捧げた『法華経』の成立背景と思想を解説します。原始仏教、『法華経』、日蓮のつながりを一つひとつ整理することで、日蓮の教えを初めて学ぶ人にも、その核心がしっかり理解できる構成です。
本書の構成
第1講 日蓮とは何者か
第2講 日蓮の人間観
第3講 日蓮の平等観
第4講 日蓮の死生観
補講1 『法華経』の成立背景と思想
補講2 日蓮にとっての『法華経』
──日蓮が生きたのは、約800年前です。それにもかかわらず、そのアドバイスは、現在の私たちに、そのまま当てはまることがたくさんあります。日々の暮らしのアドバイスから、生きる勇気や、自信が得られること請け合いです。本書の出版で、これまで日蓮、あるいはその思想に出会うことのなかった読者にも“人間日蓮の実像”を知っていただければと思います。誰しも、誤解されたままでいるのはつらいものです。
(本書「はじめに」より)
本書の解説の一部を、NHK出版デジタルマガジンにて公開!
著者
植木 雅俊(うえき・まさとし)
仏教思想研究家。1951年長崎県生まれ。九州大学理学部物理学科卒業、同大学院理学研究科修士課程修了。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程中退。1991年から東方学院で中村元に師事し、2002年にお茶の水女子大学で男性として初の博士(人文科学)の学位を取得。NHK文化センター講師なども務める。著書に『仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解』『法華経とは何か その思想と背景』『仏教学者中村元 求道のことばと思想』『NHK「100分de名著」ブックス 法華経 誰でもブッダになれる』など多数。訳書に『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上下巻(第62回毎日出版文化賞)、『梵漢和対照・現代語訳 維摩経』(第11回パピルス賞)などがある。
商品情報

別冊NHK100分de名著 集中講義 はじめての日蓮 「本来の仏教」とは何か
著者:植木雅俊
発売日:2026年9月25日
定価:1,210円(税込)
仕様:A5判並製・176ページ
ISBN:978-4-14-407351-9
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