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株式会社そごう・西武

【そごう千葉店】長崎県指定無形文化財 一四代 平戸悦山 白磁展

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純白の白磁に生命感あふれる捻り細工が施された作品を展示販売

■会期:11月19日(火)~25日(月) 会場:7階=美術画廊 時間:午前10時~午後8時 ※最終日は午後4時まで

平戸窯悦山は安土桃山時代から約400年続く歴史ある三川内焼(みかわちやき)の窯で、平戸藩の御用窯として献上品や輸出品を制作してきました。熊本県天草下島で算出される「天草陶石」と言われる白い陶石で純白の白磁作りを成功させ、手先や道具を用いてあらゆるものを表現する「捻り(ひね)細工」を施した作品が生み出されてきました。その後、技術の難しさや時代の変化により途絶えかけた「捻り細工」を一四代の今村均氏が確立。2021年には長崎県指定文化財保持者として認定されました。作品の図案から成形、捻り細工を施し、一体で焼き上げるまで一貫で制作した、超絶技巧な作品約60点を展示販売いたします。また、ライフスタイルの変化により日常使いができる美術品が好まれる傾向から茶器や、一五代嗣今村ひとみ氏の茶香炉などもご紹介いたします。

白磁細工 「虫かご」 籠目、雌雄蟋蟀、茄子 径18×高さ21cm 8,800,000円

虫の鳴き声を楽しむ文化に着想し制作された「虫かご」シリーズ。
土台を轆轤(ろくろ)づくりし、足となる部分を彫刻します。
かごの中の茄子は轆轤の後、ヘタを捻り細工し、番いの鈴虫は指先を使って捻り細工によってパーツを作り、竹製のピンセットで接着しながら組立てます。
かごは細さ約2ミリの竹ひご状にのばした粘土を周囲約70本で、丸屋根の柱にしていきます。屋根の籠目文様は透かし彫技法で先の尖った刃物を用い、切り抜き籠目文様を表現します。
この状態で乾燥し素焼をして、釉薬の中を潜らせ、本焼成します。
成形から焼き上げまでの全ての収縮を目算し一体で焼き上げます。
土の特性から焼成技術までを理解し、技術と経験で培った収縮を目算して完成された作品です。

白磁細工 「虫かご」 籠目、番い鈴虫、茄子 径12×高さ14.5cm  4,950,000円

白磁細工 白龍 玉径22×奥行20×高さ24.5cm 3,850,000円

白磁細工 蓮  径25×高さ18cm 1,650,000円 白磁、青磁(台皿)

白磁細工「虫かご」蝶・菊 径8.5×高9.8cm 1,980,000円

菊置きこまつなぎ香炉 径10.4×高さ11cm 275,000円

蜂巣香合 幅6.7×奥行6.7×高3.5cm 517,000円

菊尽しボンボン入れ 径10.5×高さ8.5cm 385,000円

菊摘み蓋付煎茶 5客揃、茶托付 330,000円 蓋:径9.6×高さ2.8cm 碗:径8.8×高さ5.1cm 茶托:径12.3×高さ3cm

郷土玩具 「舌出三番叟 (しただしさんばそう)人形」
大:高12cm、小:高11cm 各33,000円
人形の首が回り舌を出す仕掛けの郷土玩具。一子相伝の昔のままの技法で作られています。

【一四代 平戸悦山 今村均 陶歴】
1942年 長崎県東彼杵郡折尾瀬村(現・佐世保市三川内町)生まれ
1961年 陶技術向上のため 上野(あがの)焼 陶芸家 高鶴夏山に師事 一二代悦山・今村鹿男の指導を受ける
1993年 『菊摘手桶水指』 長崎県立美術博物館 収蔵
2006年 『Lotus』リチャードジノリ陶磁器美術館 収蔵 /イタリア・フィレンツェ
2010年 「14°Hirado Etuzan」サンロッコ教会にて個展/イタリア・ピエモンテ州 ゲンメ
2013-2019年 「一四代平戸悦山 展」アートギャラリー /ホテル椿山荘東京
2013-2016年 『白龍』『虫かご』The Dolder Grand Hotel常設展示/ スイス・チューリッヒ
2014,2017年 「Kakufusa Porcelain 」作品展 Boutique&Showroom/クルーズ客船 M/V The World
2014年 『捻り細工技術』長崎県佐世保市指定無形文化財 指定
2017年 「一四代平戸悦山 KAKUFUSA展」藤田美術館(大阪)
2017年 そごう・西武「高輪会」出品/グランドプリンスホテル高輪
2019年 天皇陛下御即位を祝し、長崎県から白磁細工『菊花虫かご』御献上
2021年 『三川内焼 細工技術』長崎県指定無形文化財 保持者認定
2022年 「平戸悦山をつぐもの-今村均白磁展」野村美術館(京都)
2018-2023年 そごう・西武各店 美術画廊にて個展
2024年 「今村均 白磁展」壺中居(東京・日本橋)

特別出品 一五代平戸悦山嗣 今村ひとみ
会期中、一五代平戸悦山嗣 今村ひとみ氏が常駐し作品の説明をいたします。

ランプシェード 蕾 化粧箱 径15×高19cm 49,500円

白磁細工菊花飾花器 径20×高14.5 cm 495,000円

菊詰振出 径8×高さ6.5cm 385,000円 仕覆:花籠立華文綾織/鈴木時代裂研究所 鈴木一弘謹製

「舌出し猫 白磁」共箱 径5×高12cm 各55,000円

七宝透かし彫り茶香炉 幅8×奥行8×高8.3 cm 27,500円

【一五代 平戸窯悦山嗣 今村ひとみ 陶歴】
1976年 長崎県佐世保市三川内町生まれ
1995年 佐賀県立有田工業高校卒業
1997年 有田窯業大学校 本科卒業
1998年 有田窯業大学校 研究科卒業
     有田窯業大学校 下絵付科終了
      父、今村均に師事、及び家業に従事
2015年  第55回全国推奨観光土産品審査会 
     舌出三番叟(しただしさんばそう)人形 推奨品認定
2024年  第120回有田国際陶磁展 白磁細工菊花飾花器 入選
2024年  第58回西部伝統工芸展用と美の部白磁玩具「舌出し白猫」入選

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