2021年~2026年5月までの12歳以下・小児矯正データ(全201症例)を集計。子どもの負担を減らす「ネオキャップビムラー」「インビザラインファースト」の選択傾向を紐解く。
広島県呉市で地域密着の歯科医療を提供する「医療法人ユナイテッドうえはら歯科呉総合歯科矯正歯科(院長:上原 亮)」は、2021年1月Hら2026年5月までの期間において、当院で小児矯正治療を開始した12歳以下のお子様(全201症例)を対象に、不正咬合(歯並びや噛み合わせの乱れ)の分類、および治療装置(ネオキャップビムラー、インビザラインファースト)の成約数を独自に集計いたしました。
本調査は、日々の診療の中で感じていた「呉市のお子様には、下の前歯が上の前歯より前に出ている『受け口(3級不正咬合)』が比較的多いのではないか?」という仮説を検証し、地域の皆様に子どもの歯並び、特に早期治療の重要性への関心を高めていただくことを目的としています。
■ 調査結果:うえはら歯科における小児矯正データ(2021年~2026年5月)
当院における12歳以下のお子様の不正咬合分類別の治療(成約)実績は以下の通りです。
【不正咬合の分類別・成約数合計】
・3級不正咬合(受け口・下顎前突):84症例(全体の41.8%)
・2級不正咬合(出っ歯・上顎前突):59症例(全体の29.4%)
・1級不正咬合(凸凹・ガタガタなど):58症例(全体の28.8%)
※全201症例
【装置別の治療内訳(年度別詳細データ)】
当院では、お子様の症状に合わせて「ネオキャップビムラー(床矯正)」と「インビザラインファースト(マウスピース矯正)」を組み合わせた最適な治療を提案しています。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/123328/table/2_1_99ef8a78647d76d2434241494ce03c45.jpg?v=202607151145 ]

■ 考察:「呉市の子どもは受け口(3級)が多い」という仮説と、地域独自の傾向について
一般的に、日本人の不正咬合の割合は、歯が凸凹に生える「1級(叢生・ガタガタ)」が最も多く、次いで「2級(出っ歯)」、そして「3級(受け口)」の順に多いとされています(厚生労働省の歯科疾患実態調査による)
※出典:厚生労働省 平成23年歯科疾患実態調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-23-02.pdf
しかし、今回当院の5年間のデータを集計した結果、全国的な傾向を大きく覆し、「3級(受け口)」が全体の4割以上(41.8%)を占めて多数であることが判明いたしました。この背景には、以下の2つの要因が考えられます。
- 骨格的な地域特性(遺伝的背景)受け口(3級不正咬合)は、下顎の成長が旺盛であることなど、骨格的な遺伝要素が強く影響します。呉市という地域において、世代を超えてこの骨格的特徴が受け継がれている可能性が推測されます。
日本国内における近年の歯科ゲノム研究(※)においても、日本人をはじめとする東アジア人は、下顎の成長に関わる特定の遺伝子(成長ホルモン受容体遺伝子)の特性から、欧米人に比べて骨格的に下顎が発達しやすく、潜在的に『受け口(下顎前突)』になりやすい形質を持っていることが科学的に証明されつつあります。呉市独自のデータで3級不正咬合(受け口)が最多となった背景には、こうした日本人が持つ遺伝的要因が、地域社会の骨格特性として根強く受け継がれている可能性を示唆しています。
(※注記例:昭和大学・神奈川歯科大学等による科研費研究報告『下顎前突症の感受性遺伝子の探索』等の知見による)
また、国際的・教科書的なエビデンスとしても骨格性3級不正咬合(Class III malocclusion)」は、環境要因(癖など)よりも遺伝的要因(Genetic predisposition)が強く関与している典型例として記載されています。特に有名な歴史的例として、ヨーロッパの「ハプスブルク家」の家系に見られる受け口(ハプスブルク顎)が、世代を超えて遺伝した例などが挙げられます。
- 親御様の「気づき」と「早期治療への高い意識」出っ歯やガタガタの歯並びに比べ、「受け口(お皿顔・しゃくれ)」はお顔の印象(横顔のEラインなど)に直結しやすいため、親御様が早い段階で変化に気づきやすい特徴があります。また、当院が長年行ってきた小児矯正の啓発活動により、呉市の親御様の間で「受け口は早く治してあげたい」という高い意識が定着していることの現れでもあります。
■うえはら歯科の2つの小児矯正アプローチ
受け口(3級)をはじめとするお子様の不正咬合に対し、当院では成長発育を利用し、痛みが少なく健やかな未来を守るための2つのシステムを導入しています。
1. ネオキャップビムラー矯正(5年間で134症例)
「ネオキャップ」という外れない土台を歯につけ、夜間就寝時のみ「ビムラー」という装置を装着します。顎の自然な成長を促し、歯を抜かずにきれいに並べるための土台を作ります。今回の調査でも、特に3級(受け口)の治療において60件と最も多く選ばれている、信頼と実績のある治療法です。
2. インビザラインファースト(5年間で67症例)
透明で目立たない、取り外し式の小児向けマウスピース矯正です。学校生活でも周囲の目が気にならず、普段通りに食事ができ、歯磨きもしやすいため虫歯のリスクを抑えられます。近年、呉市でも非常に需要が高まっています。
■ 院長メッセージ:「7歳~9歳頃までの適切な時期の相談が、将来の笑顔を作ります」
「子どもの歯並び、いつから始めればいいの?」と悩まれる親御様は非常に多いです。特に『受け口(3級)』はお子様の骨格の成長スピードが深く関係するため、前歯が生え変わる7歳~9歳頃までの適切な時期にアプローチを開始することが、将来の抜歯や大掛かりな外科手術を避けるための最大の鍵となります。
『呉市の子どもたちの笑顔を、もっと美しく、もっと健康にしたい。』
今回のデータをもとに、私たちはこれからも地域の皆様に寄り添い、一人ひとりのお子様に最適な治療時期と方法をご提案してまいります。「もしかして受け口かな?」と少しでも気になったら、手遅れになる前に、まずはお気軽に当院へご相談ください。
★LINEで矯正無料相談も対応しています。
https://page.line.me/mpu8918p?openQrModal=true
【医療法人ユナイテッド うえはら歯科呉総合歯科矯正歯科について】
- 医院名: 医療法人社団 うえはら歯科医院 呉総合歯科矯正歯科
- 院長: 上原 亮
- 所在地: 広島県呉市焼山中央2-4-8
- アクセス: 〒737-0935 広島県呉市焼山中央2-4-8
- 診療内容: 一般歯科、小児歯科、小児矯正、成人矯正、インプラント、予防歯科
- 医院公式HP:https://www.u-d-c.jp/