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直木賞作家や多くの人気作家を輩出し続ける『小説現代』の50年を、編集長インタビューで振り返る―1963年創刊からの歴史と、本誌が果たした文学界における役割とは?

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1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画"著者出演インタビュー"で、『小説現代』編集長・塩見篤史氏が創刊からの歴史について、語りました。

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http://www.hon-tube.com/pc/movie.php?movieid=1869

創刊から50年以上の歴史を誇る、講談社の小説誌『小説現代』。五木寛之、浅田次郎などの豪華な執筆連載陣から、新人作家の作品、作家インタビュー記事等を毎号掲載しており、2015年には電子書籍も配信も開始。エンターテインメント性と感動を誘う独自のラインナップで不動の地位を確立している。また、本誌主催の新人賞での伝統あるコンテストでは、は直木賞作家等を多数輩出したことでも有名だ。日本の文学界を牽引し続ける『小説現代』はいかにして作られてきたのだろうか。

「『小説現代』は、1963年の創刊です。当時は、文藝春秋さんの『オール読物』や、新潮社さんの『小説新潮』など、中間小説誌というのが隆盛の時代でして、ここに参戦していったのが始まりでした。」
小説現代編集長を務める編集長・塩見篤史は語る。純文学と大衆文学の接近から誕生した中間小説ブーム。『小説現代』はその流行がいよいよ加熱した1963年に誕生し、新しい文学を発信する小説誌としての使命を果たしてきたというわけだ。

そして、『小説現代』には、新人の発掘という重要な役割も担っている。『小説現代新人賞』を遡ってみても、五木寛之、皆川博子、伊集院静、最近だと直木賞受賞の金城一紀などがデビューしている。その歴史には変遷があるという。
「創刊当時『小説現代新人賞』が始まりましたが、短編の賞だったんですね。それが2005年まで続いたんですけど、やはり受賞作品が短編だと、そのまま本になるというのがなかなか難しく、受賞された後3年くらい本が出るまでかかってしまう。なかなか本が出ないと世間一般の方々の認知を得られないものですから、2006年から長編新人賞という形にして、長編での応募、受賞=単行本という意味合いで賞の性格を変えました。」
新人であろうと、知名度があろうと、分け隔てなく作家達の活動を尊重してきた本誌のスタンスが垣間見える。

いかなる時代においても、“大衆に受け入れられながらも芸術性の高い文学”を広めることで、結果的に幅広い読者を得る役割を果たしてきた本誌。ちなみに、1963年創刊号のラインナップは、柴田錬三郎、水上勉、舟橋聖一、丹羽文雄、山手樹一郎、山岡荘八、松本清張、源氏鶏太、石原慎太郎など、錚々たる作家達が名を連ねている。多くの作家に文芸小説誌が寄り添い、才能を開花させる―。その構図がこれからも在り続け、世に知られるべき日本文学を、一人でも多くの人々に届けてくれることを願う。

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