株式会社オースタンスは、相続対策セミナーなどのアンケート結果をもとに、シニアの把握状況と生命保険への関心を公開しました。

国内最大級のシニア・中高年向けSNS『趣味人倶楽部』を運営する株式会社オースタンスは、相続対策セミナーの申込時・参加後のアンケート結果を公開しました。
相続に関心のある方が、いま何を把握し、何を具体テーマとして挙げているのか。今回はその実態を数字から分析していきます。
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◼︎調査サマリ
・相続対策セミナー申込者のうち、手つかず/情報収集段階は合わせて79.0%。専門家への相談済みは1.5%。
・参加者166名に資産の把握状況を確認したところ、生命保険の受取人を把握している人が50.6%で最多。資産合計の把握は34.9%、相続税の把握は19.3%だった。
・プロと相続対策を進める場合の希望として、「準備状況のチェック」の50.0%に続いて、48.0%が「生命保険の活用など、具体的な相続対策の提案」を求めた。
・過去の金融状況等の調査結果からも、シニア層は保険の加入状況を具体的に答えやすい傾向が見られた。相続対策の検討において、「保険」は足がかりとなり得るかもしれない。
調査結果(一部抜粋)

相続対策に関心はあるが、着手できている人は少ない
相続対策セミナーの申込時点では、まだ何も始めていない/情報収集にとどまる人が合わせて79.0%を占めた。すでに専門家へ相談している人は1.5%だった。
相続への関心はある一方で、多くの人は準備を始める前段階だと考えられる。
※グラフ1.参照

把握できていることのうち、生命保険の受取人が最多
セミナー参加者166名に、いま自信を持って「把握できている」と言えることは何かを聞いた。
- 生命保険の受取人:50.6%
- 預貯金・不動産・証券などを含む資産の合計金額:34.9%
- 自信を持って答えられるものはない:34.3%
- 自身の資産にかかる相続税の目安:19.3%
資産全体や税に比べ、受取人の把握率は高かった。
※グラフ2.参照

相続対策、プロに求めることの上位に選ばれたのは「保険の活用などの具体策の提案」
続いて、プロと一緒に相続対策を進めるとしたらプロに求めることを聞いた。
- いまの準備に問題がないかの確認・チェック:50.0%
- 生命保険の活用など、具体的な相続対策の提案:48.0%
- 財産の一覧整理:35.0%
- 遺言書作成や手続きのサポート:30.0%
※「今は特に必要ない」と回答した方を除いて集計(n=100)
現在の準備状況のチェックに続いて、「生命保険を用いた具体策の提案」が半数近い割合に選ばれている。
過去の金融資産/貯蓄性保険のデプス調査(2023年・株式会社オースタンス実施)においても、資産運用の理解に個人差があっても、加入している保険については種類や経緯を具体的に答えられるケースが多く見られている。
資産全体の把握が曖昧な方は少なくないが、保険は月々の支払いがあったり深く検討した末に選んだりと、シニアの記憶にある場合が多い。
シニア層の相続対策を前に進めるために、「保険」は検討を始める足がかりになり得るかもしれない。
※グラフ3.参照
相続対策セミナー参加者の声
アンケートの自由記述欄では、生命保険が相続の具体テーマとして挙がる声、「相談の前に整理したい」という声や「親の相続に直面している」という声が多く見られた。
▼生の声(一部抜粋)
保険への関心
「生命保険の節税メリットや、遺言への活用法がとても勉強になりました。」
「加入時、満期・生存時、死亡時で、契約者や受取人にどんな税金がかかるのかを知りたいです。」
整理したい
「本当は個別相談をしたいのですが、何を相談すべきか自体がまとまっていません。まずは状況の整理から始めたいです。」
「まずは自分の身の回りを片付けてから、改めて色々とご相談できればと思っています。」
親の相続
「親も高齢になってきたので、子どもの私にできる備えがないかと思い参加しました。さっそく親と話し合ってみます。」
「地方で一人暮らしの高齢の母の相続が心配です。私は都内在住の一人っ子で、実家にある畑の処分にも困っています。」
「親が認知症になると、親の口座が凍結されてお金が使えなくなると聞きました。今からできる対策を教えてほしいです。」
今回のセミナーでは、申込時点の関心は「自分自身の相続準備」(55.6%)と「親の相続準備」(44.4%)に分かれており、自分のため・親のための参加者が混在していた。セミナーや情報発信を設計する際は、この点も押さえておく必要がある。
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シニアDXラボ編集長のコメント
今回の結果からは、相続セミナーに参加するシニア層が、資産全体や税より生命保険の受取人の方を「分かっている」と答えやすい実態が見えました。腰が重くなりがちな相続対策を前に進めるうえで、保険が足がかりになり得る可能性がうかがえます。
他人には話しづらいが重要なテーマだからこそ、シニアがいま何を把握し、何を求めているかを踏まえた機会設計が必要です。自分自身の準備と親の準備が混在することも含め、入口とメッセージを分けて届けることも求められます。
シニアDXラボならびに趣味人倶楽部では、保険・終活・相続関連のサービスを扱う企業さまと共に、引き続きシニア世代への情報発信を行ってまいります。
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◇調査概要
- 調査名:「相続セミナー」に関する申込/参加後アンケート
- 調査方法: Webアンケート
- 調査対象: 趣味人倶楽部会員および一般のシニア世代のうち、相続対策セミナー等の申込者・参加者
- 有効回答数: 申込/参加後合計:299名 ※複数回分のアンケートを合算
- 調査期間: 2026年1月上旬~2月中旬
- 調査主体:株式会社オースタンス
- 参考:オースタンス実施・金融資産/貯蓄性保険のデプス調査(2023年)
趣味人倶楽部とは?
会員数42万人、月間3,000万PVを誇る国内最大級の中高年・シニア向けSNS。50~70代のおとな世代をメインユーザーとした趣味で繋がる匿名制のサービスであり、コミュニティ・イベント・日記などでオンライン・オフラインを問わず活発に交流している。
- 趣味人倶楽部:https://smcb.jp/
株式会社オースタンスについて
オースタンスは、「歳を重ねて、楽しみがある人生に。」というビジョンを掲げ、シニア世代向けにサービスを展開しています。また、シニア世代向けにサービスを展開している企業に、事業開発/システム開発/集客・グロース支援/CRM設計/CSサポート/調査リサーチ/ユーザー共創などを一気通貫して支援しています。
- オースタンス法人向けサービス:https://ostance.com/services/business/
調査・研究機関「シニアDXラボ」について
「シニアDXラボ」は、ITを活用してシニア世代の生活にポジティブな変化を生み出すための、未知の知見の発掘・提言をミッションとしています。趣味人倶楽部を運営する株式会社オースタンスが、保有するシニアの行動データや課題解決の知見を元に、シニアの研究をする専門家に参画いただき、共同で研究を推進します。
- 調査・研究機関「シニアDXラボ」:https://ostance.com/lab/
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