
データの力で物流課題を解決する株式会社Hacobuは、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」に、スマートフォンで使える Web アプリ「Berth Mobile(バース・モバイル)」を提供開始いたしました。 担当者は共用の PC・タブレットの場所まで移動することなく、手元のスマートフォンからバースの状況確認や受付・呼出などの操作ができます。バース管理を「端末のある場所の仕事」から「現場のどこでもできる仕事」に変え、物流現場の生産性向上を支援します。
開発の背景

物流の現場では、トラックドライバー不足が深刻です。特に倉庫や物流センターで荷積み・荷降ろしの順番を待つ「荷待ち」は数時間に及ぶこともあり、国も荷待ち時間の削減を政策の重要課題としています。
Hacobu のトラック予約受付サービス「MOVO Berth」は、トラックの到着時間を事前に予約し、待機時間を減らす仕組みです。2026年7月末時点で4万6000カ所以上(※1)の事業所で利用され、物流現場のインフラとして広がっています。
サービスの利用が現場に定着するにつれ、バース管理の担い手も増えてきました。複数のバースを1台の共用 PC・タブレットで受け持つ現場も多く、車両の誘導や検品で動き回る担当者からは「持ち歩いているスマートフォンで、その場でバースの状況を確認したい」「誘導や検品で持ち場を離れる際も、その場で受付や呼出を済ませたい」という声が寄せられるようになりました。
こうした声に応え、現場のどこにいてもバース管理ができる、スマートフォンに最適化した「Berth Mobile」の開発に至りました。
機能の特徴

- 主な対象ユーザー: 物流センター・倉庫・工場でバース管理を担う現場担当者
- 提供開始日: 2026年8月18日
1. 当日の予約と進行状況を、縦型タイムラインでひと目で把握
スマートフォンの縦画面に合わせたタイムライン表示で、当日の予約・車両の到着状況・作業の進行をスクロールだけで確認できます。現場のどこからでも「次に来るトラック」「いま作業中のバース」を把握できます。
2. 現場で動きながら使うために、画面から設計
片手のスマートフォンで、動きながら使うことを前提に、画面設計しました。現場でよく使う操作ほど少ない手数で届くよう、ボタンの配置から設計しました。誘導や検品の合間に、その場で受付・呼出ができます。ドライバーへの連絡も、画面の電話番号をタップするだけで発信できます。
3. アプリのインストール不要。いつものスマートフォンですぐ使える
Webアプリなので、インストールや端末の追加配布は不要です。フォークリフトや担当者ごとに専用端末をそろえなくても、普段お使いの社用スマートフォンでそのまま利用できます。
4. 既存の「バース表の自動更新機能」とあわせて、全体の共有と手元の操作を両立
MOVO Berth のバース表には、表示を常に最新の状態に保つ「自動更新機能」があります。
時間の経過にあわせて現在時刻を中心に表示が進み、日付が変わると翌日の予定に切り替わるため、事務所や現場の大型ディスプレイに表示しておくだけで、「いま」の全体状況を全員で共有し続けられます。
この自動更新機能と Berth Mobile をあわせて使うことで、全体の把握は大型ディスプレイ、
その場の受付・呼出は手元のスマートフォンと、現場の役割に合わせた運用ができます。
今後の展望
企業間物流の世界では、多くの企業や運送会社が関わる一方、未だに電話や FAX によるやり取りも多く、全体の状況が見えにくいという課題があります。Hacobu は「MOVO Berth」を通じて、トラックの到着時間や荷待ち時間といった現場の情報をデータとして蓄積してきました。
Berth Mobile によって、バースの情報と操作は「拠点の1台の端末」から、現場で働く一人ひとりの手元に届くようになります。Hacobuはこれを、現場の判断がその場で完結する環境への一歩と位置づけています。この先には、蓄積されたデータと AI が次の動きを提案し、担当者が手元のスマートフォンで確かめて決める--そんな、一人ひとりの判断を支えるバース運用を見据えています。今後も、データ活用にAIを掛け合わせることで、物流の意思決定と業務そのものを変革する「AI-Driven Logistics」を進めます。
トラック予約受付サービス「MOVO Berth」について
Hacobuが提供する「MOVO Berth」は、荷待ち・荷役時間の削減や物流現場の生産性向上を実現するトラック予約受付サービスです。入場予約・入退場受付によって、物流センター・工場における荷待ちの改善や生産性向上を支援します。車両の入場時間を分散し、計画的な入出荷作業で荷待ち問題を解決します。荷待ちや作業にかかっている時間を可視化し、物流改善にお役立ていただくことも可能です。複雑な運用パターンにも柔軟に対応できるプロダクト機能と、専任担当者による豊富なノウハウを活かした手厚い導入支援によって、導入後の運用定着まで高い確率で実現します。https://hacobu.jp/movo-berth/
株式会社Hacobuについて
クラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」シリーズと、物流DXコンサルティング「Hacobu Strategy(ハコブ・ストラテジー)」、システムインテグレーション・AI導入支援「Hacobu Solution Studio(ハコブ・ソリューションスタジオ)」を展開。トラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」、AI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI」などのクラウドサービス、ドライバーの働き方を変えるスマートフォンアプリ「MOVO Driver」の提供に加え、物流DXパートナーとして企業間物流の最適化を支援しています。https://hacobu.jp/
※1 利用事業所数とは、MOVO導入拠点に加えて、MOVO を利用する事業所のIDを合計した数字