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【国立科学博物館】当館が所有する“人力飛行機「ストーク」”が「航空宇宙技術遺産」に認定されました!

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 国立科学博物館(館長:真鍋 真)が所有する“人力飛行機「ストーク」”が、4月16日に、日本航空宇宙学会から「航空宇宙技術遺産」として認定されました。
 “人力飛行機「ストーク」”は、1975年から1977年にかけて、日本大学の学生が卒業研究として開発・研究を行った軽飛行機です。飛行距離2093.9mという、当時の人力飛行の世界記録(未公認)を樹立しました。
日本航空宇宙学会からは、和紙など日本独自のものづくり技術を生かした機体を全て学生チームで設計製作、飛行して世界記録を樹立し、人間の力だけで飛行できることを世界に広く認知させたこと、またその結果、多くの人が記録更新を目指して人力飛行機を設計・製作するようになり、航空技術者の育成にも寄与したこと等が高く評価されました。
 本機体は現在、「ザ・ヒロサワシティ(茨城県筑西市)」内の「科博廣澤航空博物館」にて一般公開されています。


科博廣澤航空博物館に展示中の「ストークB」


航空宇宙技術遺産認定証

【ストークB】について ※同一機体の前期をA、後期をBと分けて呼称することがあります
 1977年(昭和52年)1月2日、ストークBは2093.9mを飛び、当時の人力飛行の世界記録を作りました。日本大学理工学部では1963年(昭和38年)以来、航空学科の卒業研究として人力飛行機の研究を行い、リネット型5機種(リネットIIが91m)、イーグレット型3機種(イーグレットIIIが203m)に続く機体として作られたのがストーク型です。ストークBは、1976年2月29日にロールアウトし、木村秀政教授により「STORK(あほうどり)」と命名されました。1976年3月に日本記録(ストークA)、1976年12月に世界記録(ストークB・同じ機体)を更新しました。0.3~0.4馬力しかない人力で飛ぶために、ストークB機は機体重量がわずか35.9kgしかありません。
ちなみに現在の定義での世界初の人力飛行機は、イギリスのサザンプトン大学で作ったサンパック号で、1961年11月9日、約45mの距離を飛行しています。

〈諸元〉
製作:日本大学理工学部  座席:1名  
全長:8.85m  全幅:21m  主翼:21.70(平方メートル )  全重量:35.9kg

※世界記録:滞空時間記録4分43秒(1976年12月31日)飛行距離記録2093.9m(1977年1月2日)(ただし当時人力飛行機はFAI(国際航空連盟)の公式記録に入っておらず、未公認)

【航空宇宙技術遺産】について
 日本航空宇宙学会が我が国の航空宇宙技術発展史を形づくる画期的な製品および技術を顕彰して後世まで伝え、今後の航空宇宙技術の発展に寄与することを目的として、我が国の航空宇宙技術発展史上の画期的な製品および技術に対して、航空宇宙技術遺産を認定するものです。

一般財団法人 日本航空宇宙学会 航空宇宙技術遺産ホームページ
https://branch.jsass.or.jp/isan/

【科博廣澤航空博物館】について
 国立科学博物館と一般財団法人科博廣澤航空博物館が、「ザ・ヒロサワシティ(茨城県筑西市)」のテーマパーク「ユメノバ」内に2021年3月に設立し、2024年2月より一般公開を行っている施設です。
 ストークBのほか、我が国唯一の純国産開発民間輸送機YS-11 量産初号機や、南極観測で使用したヘリコプター(シコルスキー S-58)、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)等、当館の所有する重要な航空資料を一般公開しています。
ザ・ヒロサワシティホームページ
https://www.shimodate.jp/index.html

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