夏祭りや花火大会など、何かと祭りが盛んなこの時期。日本にも大きな神輿を担いだり、山を焼いたりと、変わった祭りは多々あるが、世界にはもっと風変わりな祭りがたくさん存在するという。
今回は、25の国や地域で事業を展開するオンラインメディア「Travelzoo (トラベルズー)(http://www.travelzoo.co.jp/)」で活躍するDeal Expertが選んだ 『一度は体験したい世界の一風変わったお祭り』から3つをピックアップしてご紹介。どれも一度は参加してみたい、大スケールのイベントだ。
まずは、アメリカの「バーニング・マン・フェスティバル」。
これは、アメリカ南西部に位置するネバダ州のブラックロック砂漠で、毎年8月末から9月の第1月曜日のレイバー・デー(労働者の日)まで1週間かけて行われる野外フェスティバル。何もない砂漠に集まった参加者が、架空都市「ブラックロックシティ」を作り上げ、その年のアートテーマに応じて、至る所で自由にアート作品を作ったり、パフォーマンスを披露したりする。
メインイベントは最終日。この街の象徴でもある巨大な木製の人の形をした造形物「ザ・マン」が、火をつけて燃やされる。街の住人が集まり、迫力あるシーンを見守ることで、祭りは幕引きとなる。
続いてはフランスの「メドック・マラソン」。
毎年9月に開催されるこのイベントは、仮装とワインが楽しめるフルマラソン。コース上にあるシャトーや給水ポイントでは、銘醸ワインが大盤振る舞いされる。また、ラスト5kmに差しかかると、バイヨンヌ産生ハム、白ワイン、牡蠣、ボルドー牛、デザートと、走りながら地元名産のフルコースを完食できる。ワイン好きにはたまらない、豪華なフルマラソンだ。
最後はチベットの「ショトン祭り」。
この祭りは、チベットのラサで今年は8月25日(チベット暦6月29日)に開催される。国中から巡礼者が訪れるチベット仏教の祭典であり、かつ、1年に1度のチベット最大の祭りでもある。
見どころは、巨大な仏様が描かれている500平米にも及ぶ仏画の織物を、山の斜面で人々に披露する「タンカ開帳」。その仏画のあまりの大きさに圧倒されるはずだ。
観光だけじゃなく、現地の祭りを体験する旅行も面白そう。長期休暇がとれたら、計画を立ててみてはいかがだろうか。