1990年代生まれを中心とした「大きな高望みもなく合理的な行動を心がける」「欲がなく無駄な努力や衝突は避ける」といった“さとり世代”に変化の兆しが見えてきた。
昨年12月24日~12月26日に城南進学研究社が行った「若者の志に関する意識調査」によると、15歳から24歳の若者について、6割を超える人が「今すでに志を持っている」と回答。10代に限定するとさらにその数字は伸び、7割近くの67.5%が「志を持っている」という結果になった。
「志の具体的な中身」としては、「医療関係の仕事に従事する」ことを挙げる人が約10%に上り、「語学を活用したグローバルな仕事に従事すること」を挙げる人(約5%)の2倍近くいることがわかった。こうした仕事に従事することを望む人たちは、10代20代の早いタイミングから強い意欲を持っていることが見受けられる。
さらに今回の調査によると、実に約7割が志について誰かに話をしているということも判明。
理由としては、「応援してもらいたいから」が最も多く、半数近い約46%の回答が寄せられた。特に女性にその傾向が顕著に見られ、半数以上が応援してもらうことを期待。同時に 「協力してもらいたい」という願望も強いことが分かった(複数回答で35.9%)。
一方男性は、「叶える自信がある」(同38.4%)や「頑張っている姿をアピールしたい」(同22.1%)の回答が目立ち、それぞれ同様の回答をした女性の倍近い結果に。志を成し遂げるためには、周囲の環境も大きく影響するということが言えそうだ。
ちなみに、志を成し遂げたい理由として多く挙げられたのが「お金を稼ぐため」(複数回答で約半数)と、「将来的な安定のため」 。具体的なメリットをモチベーションとする人が多いことも分かった。
また、志を持つ人に対して好意的な印象を持つ人は全体の約8割に上り、女性に絞ってみると、約86%もの人が「惹かれる」と回答。理由としては、「しっかりしているという雰囲気がある」と「自分も刺激をもらえる」といったものが多く見受けられた。
以上の調査から、多くの“脱・さとり世代”が医師を含む医療職に関心を抱いていることが明らかに。国単位で問題となっている「医師不足」を解決するためにも、これらの若者の“志”をともに育み、成し遂げるためのサポート環境を整えることが急務であると言えよう。
このような現状を踏まえ、来月、受験のプロである城南進学研究社が、医師の育成を目指す医学部受験塾として「城南医志塾」を開校する。30年を超える受験ノウハウを持つ城南予備校と現役医師がタッグを組み、医学部へとチャレンジする受験生を全面的にサポート。医学の世界への「心・知・体」を兼ね備えた“医志”ある人材の輩出を目指すという。
“医志”とは、医師になりたいと思う確固たる志のこと。“医学部に合格すること”が目的の学力重視の受験勉強ではなく、顧問医師、塾長、予備校プロ講師、医学部生トレーナーなど医学と受験のエキスパートが密接に連携し、若者の志を応援。病院見学ツアー、研修医交流会、医師による講演会など、医学部受験専門塾ならではの多彩なイベントも実施し、医師を目指す理由やその覚悟などを固めていく。
医の道を志す、すべての若者へ。学力プラスアルファの新しいスタイルの医学部受験指導をお望みなら、「城南医志塾」(http://www.johnanishijuku.jp/)へ、ぜひ一度アクセスしてみよう。※サイト公開は1月19日。
※調査は「城南進学研究社調べ」(15歳から24歳の全国の男女400が回答/インターネットによるアンケート調査)。