世界120カ国以上に顧客を持つグローバル企業「アクセンチュア」が、「ここで世界に乗り換える。~つながりが、あなたを変える。世界を変える。~」を2016年新卒採用のスローガンに「Accenture Career Link Events」と題した就活イベントをスタート。
本プロジェクトは「Accenture Link Lounge」(全5回)と、その集大成となる「Accenture Link Night」の2構成。
「Accenture Link Lounge」は、「自分の殻を破ろう。限界に挑もう。」をテーマに、各回それぞれ、芸術、歴史、スポーツなどジャンルの枠を超え、さまざまな可能性とリンクする会場にて実施。
内容は、デジタル、クリエイティブ業のトップランナーを招いて未来の働き方を提示してもらったり、現役アクセンチュア社員から、現場のリアルな体験を聞いたりと盛りだくさん。採用活動を超え、「仕事」の大きな可能性に触れられる貴重な機会となっている。アクセンチュアにとっても、自社の就活イベントにて他社の代表や起業家をゲストに迎える新しい試みだそう。
その記念すべき第1回が3月2日(月)に「国立新美術館」で行われた。メディア向けの記者発表会に登壇した同社社長の程 近智(ほど ちかとも)氏は、「世界で32万人が働くアクセンチュアそのものが、自己実現のプラットフォームになることを加速させなければならない」とコメント。今はその状況を見据え、通年採用を実施。昨年9月から今年8月までに中途採用枠を約700名、新卒枠を約300名、また16年の新卒枠は約300名の採用を予定していると発表した。
チーフマーケティング・イノベーター加治 慶光氏は、「当社は、パートナー企業や公共分野などあらゆるものを含めて経済を考える必要があることを提唱。その意味合いから、Linkをキーにしたイベントを実施することにした」と解説した。
初回のイベントテーマ は「世界で戦えるデジタルネイティブな日本人のつくり方」。パネリストとして、ライゾマティクス代表の齋藤 精一氏と、GLIDER代表の志伯 健太郎氏が登場。トークセッションでは、パネリストと会場に集まった約160名の学生との間で、新鮮かつ刺激的な意見交換がなされる場面も。
また、“議論を可視化し、共有する”手法として世界的に注目されている「グラフィックレコーディング」を就活イベントとして、初めて導入。トークセッションの内容がリアルタイムでグラフィック化され、会場に貼り出された。
今後は3月21日に京都の小倉百人一首殿堂、また4月1日に都内の国立代々木体育館で開催予定。各回時間帯を分け、新卒者だけでなく、「第二新卒」「経験者」にも広く門戸を開いている。
また集大成となる「Accenture Link Night」は、4月25日に六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト」にて行われる予定だとか。当日は、国内屈指のトップランナーたちが一堂に会し、「アート・デジタル・ビジネスの未来」をテーマに語り合う予定となっている。
アクセンチュアによる、世界とデジタルの未来に触れる四日間はスタートしたばかり。新たな時代を切り拓いていくであろう、この前代未聞の就活イベントに今後も注目したい。
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