佐賀県武雄市の民俗芸能「武雄の荒踊(たけおのあらおどり)」が、今年も彼岸の中日の9月23日(月・祝)に、各地区(中野は磐井八幡社、宇土手は正一位神社、高瀬は松尾神社)の氏神社で奉納される。1977年に国の重要無形民俗文化財に指定された、伝統ある踊りを堪能しよう。
「武雄の荒踊」は、約470年前の戦で戦勝を祝して、足軽たちが即興的に踊ったのが始まりと伝えられている。
モッショ(猛将、模師匠)とカキ(垣)と呼ばれる踊り手と、笛・鉦・モリャーシ(締太鼓)・大太鼓の囃子方および謡い手から構成されている荒踊は、モッショが踊り手の中心、指揮者となり、カキがその周りに円陣をつくって、唄にあわせて力強く軽快に踊る。
踊りの流れは2系統あり、宇土手・高瀬地区のものは素朴で武道の型を思わせるように力強く、中野地区のものは優美で手の振りに特色がある。
「中野の荒踊」は磐井八幡社にて10時30分から、「宇土手の荒踊」は正一位神社にて14時から、「高瀬の荒踊」は松尾神社で14時から開催される。
厳かに優美に舞う「武雄の荒踊」を、この機会に体感してみてはいかがだろう。
■「磐井八幡社」
住所:佐賀県武雄市朝日町大字中野5483
■「正一位神社」
住所:佐賀県武雄市東川登町大字袴野13511
■「松尾神社」
住所:佐賀県武雄市西川登町大字神六23309
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