スコットランドで最も多くの蒸留所を所有するディアジオ社が、稼働中の蒸留所やすでに閉鎖された蒸留所の希少な原酒を年に一度数量限定でボトリングするシリーズ「ディアジオ スペシャルリリース」。その最新作「ディアジオ スペシャルリリース 2019-2020」が、3月6日(金)より発売された。
レアでスペシャルなシングルモルトウイスキー
「ディアジオ スペシャルリリース」は、いずれのボトルも数量限定、カスクストレングス(加水せず樽出しそのままのアルコール度数)であることが特徴。
2019-2020リリースでは、“Rare by Nature(レア・バイ・ネイチャー)”というテーマのもと、ディアジオ社の前身であるユナイテッド・ディスティラーズ社が1991年にリリースし現在も人気がある「花と動物シリーズ」へのオマージュとして、蒸留所を取り巻く野生動物と草花をイラストで表現し、各ボトルそれぞれに命を吹き込んだ。
いずれも定番品とは異なる特徴をもつシングルモルトウイスキーで、現在閉鎖されている蒸留所も含む、希少なラインナップとなっている。
「ディアジオ スペシャルリリース 2019-2020」
「ディアジオ スペシャルリリース 2019-2020」で登場するのは、アメリカンオークの新樽のみで熟成させたスパイシーな「タリスカー 15年(Talisker 15 Year Old)」1万3500円/アルコール度数57.3%、
ピートの強さで樽を選定したシンプルな「ラガヴーリン 12年(Lagavulin 12 Year Old)」1万6000円/アルコール度数56.5%、
2006年に実施した実験的なミディアムピートの大麦麦芽仕込みによって、スペイサイドを代表するクラガンモアらしい滑らかさに、非常にライトなスモーキーさが加わった「クラガンモア 12年(Cragganmore 12 Year Old)」1万500円/アルコール度数58.4%、
閉鎖した蒸留所からのリリースとなる、ペドロヒメネスシェリー樽とオロロソシェリー樽でカスクフィニッシュを施した「ピティヴァイク 29年(Pittyvaich 29 Year Old)」4万円/アルコール度数51.4%、
長期熟成で、深い味わいとまろやかさ、軽いスパイシーさが特徴の「ダルウィニー 30年(Dalwhinnie 30-Year-Old)」6万1500円/アルコール度数54.7%、
最高級のファーストフィルのペドロヒメネスシェリー樽とオロロソシェリー樽で完璧に熟成された「モートラック 26年(Mortlach 26 Year Old)」18万5000円/アルコール度数53.3%の、全6種類となっている。
“花と動物”が描かれた美しい佇まいの「ディアジオ スペシャルリリース 2019-2020」は、ウイスキー愛飲家のコレクションにはもちろん、特別なギフトとしても喜ばれそうだ。