新型コロナウイルスの影響で延期になっていた山口県岩国市の「錦帯橋の鵜飼」が、6月23日(火)~9月10日(木)の期間に開催される。
夏の風物詩として知られる「錦帯橋の鵜飼」
毎年錦川の鮎漁解禁の6月1日に合わせて開幕していた「錦帯橋の鵜飼」は、400年前の寛永年間が起源とされる。
「鵜飼」とは鵜を使って鮎を獲る漁法で、鮎漁解禁の頃に錦川に架かる日本三名橋のひとつ「錦帯橋」のたもとで行われてきた。現在は昔ながらの漁法をできるだけ再現したものを、夏の夜に遊覧船(屋形舟)に乗って観賞するようになっている。
美しくライトアップされた「錦帯橋」を背景に、鵜船のかがり火が川面に映る中、烏帽子や腰蓑など古式豊かな衣装に身をつつんだ鵜匠が、巧みな手綱さばきで鵜をあやつる幻想的で神秘的な光景は必見!
今年は感染予防対策を講じて開催
今年は、感染予防対策の点から、遊覧船は家族や友人との貸切のみの運航「プライベート鵜飼」とし、最大乗船人員を約7割にして人と人との距離を保つという。
また、運航は大人4人以上で1日8組限定。3名以下での乗船時も、大人4名分の料金となる。運行時間は19:00~21:00の約2時間で、料金は大人(中学生以上)2200円、小人(小学生)1100円、小学生未満の子どもは2名で1名分の小人料金、2歳以下は無料となる(すべて税込)。
また、乗船時は検温、アルコール消毒やマスク着用、同意書の提出などの協力を。
浴衣着用でお得になる「ゆかたDAY」も開催
さらに、浴衣を着て「鵜飼遊覧」に乗船するとお得になる「ゆかたDAY」プランも登場。乗船料・弁当・お茶がセットで大人3200円、小人(小学生のみ)2200円(すべて税込)となり、申し込みは4名以上から。
開催日は6月27日(土)、7月1日(水)~7日(火)・21日(火)、8月5日(水)なので、この日は浴衣を着て出かけよう!また、7月1日(水)~7日(火)の期間は、特別イベント「七夕鵜イーク」も開催予定なので、こちらもお楽しみに。
この夏は夜空の下で「錦帯橋の鵜飼」の神秘的な光景を楽しんでみては。