イベント会場や観光地のほか、日頃のオフィス街などでもランチ時に見かける「キッチンカー」。いわば“移動式のお食事処”はマンネリ化しがちなランチに、新しい発見や楽しみを与えてくれる存在だ。
この「キッチンカー(移動販売)」が今、店舗型の開業に比べ初期投資が低く抑えられることに加え、コロナ禍を経て飲食業界の新しいビジネスモデルとして注目度が高まっているという。
キッチンカー開業支援の学校が大阪に開校
このたび、カフェ開業専門スクール「Cafe’s LIFE(カフェズライフ)」と日本催事販売協会が提携し、業界初となるキッチンカー開業支援の学校を大阪・梅田に開校した。
キッチンカーならではの事業の難しさ
キッチンカーの開業にあたっては、独特な許可が必要なほか、出店場所を確保したり、イベントや出店場所に適した“売れるメニュー”づくりを考えたりする必要があるなど、事業を長く継続・成功させるためには、店舗ビジネスとは違う難しさがあるという。
そういった課題の解決をサポートしてくれるのが、今回開校した「キッチンカーカフェ開業プロジェクトコース」。すでに1期生の授業がスタートしている。
キッチンカーでのインターンシップ経験も積める!
カリキュラムでは、初心者でもキッチンカー事業で成功できるようにと、人気シェフ・バリスタがメニュー開発スキルを直伝してくれるほか、キッチンカーカフェオーナーからリアルな運営方法が学べる。
また、実際のキッチンカーでの“インターンシップ経験”も積めるという、5カ月間にわたる充実の実践開業支援コースとなっている。
初心者でも無理なく開業を目指せる
同コースは、社会人が通学しやすいように週1日の受講となっているため、仕事を続けながら開業準備をしやすいのもポイント。
さらにコース卒業後は、日本催事販売協会からキッチンカー制作や出店場所などのサポートを受けることができ、スムーズな独立開業・運営が図れるのも魅力だ。次期開校は8月の予定!
今後は飲食店向けに、キッチンカー事業の短期サポートコースも開催予定とのこと。
飲食業界の新業態のほか、個人の独立開業・副業として「キッチンカー事業」を考える人がこれからもっと増えるのかもしれない。興味がある人は「Cafe’s LIFE」の「キッチンカーカフェ開業プロジェクト」特設サイトをチェックしてみては。