大丸神戸店にて、100点以上の美術作品を取り揃えた展示・販売会『ART ART KOBE』が、9月30日(水)~10月6日(火)の期間で開催される。
有名作家から今注目の作家まで
『ART ART KOBE』では、現代アートを中心に、国内外で高く評価されている作家や作品、“今”注目されている作家の新作のほか、永く愛され続けている伝統工芸やアール・ヌーボーの作品など、多彩な美術作品を展示・販売する。
会場で展示を楽しむのはもちろん、自宅で過ごす時間が増えている今だからこそ、“おうち時間”をより豊かなものにする方法の一つとして、お気に入りの絵画を購入して自宅に飾ってみるのも良さそうだ。
注目のコンテンポラリーアートも登場
注目が集まる「コンテンポラリーアート」をあつめた特集では、アンディ・ウォーホルに代表されるアメリカポップアート、バンクシーやカウズなどのストリートアートのほか、奈良美智、ロッカクアヤコなど、海外で活躍する日本人アーティストの作品が堪能できる。
人気現代アーティストの最新作も出品
さらに、国内外のアートフェアで人気を博し、個展では作品がほぼ完売する人気現代アーティスト・木村佳代子氏の最新作も出品。
宇宙や時間、死生観をテーマに花を描く木村氏の「GRAVITY #2」。細密に描かれた花々が、時に可憐に時に艶やかにその存在を強烈にアピールしている。10月1日(木)の午後には、木村氏が来場予定。
壁画からキャンバスまで、ステンシルの技法で描くストリートアーティスト・HYKRX(ヒャクラク)氏のスプレーペイント作品「hero」。躊躇のないメッセージ性と高度なカッティング技術というストリートアートの文脈を引き継ぎながら、情報社会のサイクルの中で埋もれていく感情を表現している。
金銀箔に熱を加え変色させる独自の技術で色彩を自在に操る、世界的な金箔アーティスト・裕人礫翔の「大樹の華やぎ Angel」。西陣の伝統技術をアートに用いた作品は、艶やかでありながら重厚な輝きを放ち、観る者を幻想的な世界に誘う。なお裕人氏は9月30日(水)~10月6日(火)に来場予定。
仏師の流れを汲む彫刻家一家の5代目として生まれた田島享央己氏の「パンダサロメ」。作風はシリアスなものからコミカルなものまで幅広く、なかでも動物をモチーフにした二頭身の木彫が、可愛らしい表情とフォルムで人気を呼んでいる。
「洋画特集」や「アール・ヌーヴォーガラスの美展」も見どころ
さらに「洋画特集」では、小磯良平氏の「婦人像」 など、近代物故巨匠を中心に人気現存作家の作品を紹介。
「アール・ヌーヴォーガラスの美展」では、19世紀後半~20世紀初頭にフランスで作られ、その洗練されたデザインと高い技術で今なお世界にファンが多い美術品“アール・ヌーヴォーガラス”を堪能できる。エミール・ガレ「木蓮文金彩花器」などを展示。
会場は、大丸神戸店8階特設会場(第一会場)と7階美術画廊・アートギャラリー(第二会場)。都合により、作家の来場予定が変更になる場合がある。