徳島県三好市山城町は、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する「児啼爺(こなきじじい)」の発祥の地とも言われ、60種類以上の妖怪が伝承されている妖怪郷。そんな三好市山城町と並ぶ妖怪文化の町、鳥取県境港市で開催される「第15回妖怪川柳コンテスト」に三好市市長賞が新設!
秘境で語り継がれる妖怪伝説
大歩危・小歩危や塩塚高原などで知られる四国山地の険しい秘境にある三好市山城町。その厳しい自然の暮らしのなかにおいて、人々が危険な場所に近づかないよう、事故や事件、また自然災害から身を守る知恵として、妖怪伝説は語り継がれてきた。
そういった妖怪の伝承を目的として、同町では2000年から「妖怪まつり」を毎年11月に開催。
残念ながら、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまったが、さまざまな妖怪の着ぐるみを着て行うパレードが最大の見どころで、迫力満点の妖怪たちに子どもたちも大泣き!
厳しい自然とともに生活してきた三好市山城町の人々にとって妖怪は今もなお、実体のある存在として生き続けている。
妖怪川柳コンテストに三好市市長賞が新設
今回は、鳥取県境港市が開催する「妖怪川柳コンテスト」に三好市も参加。新たに、三好市市長賞が設けられることとなった。
第15回となる今年の「妖怪川柳コンテスト」は、特別審査員に漫画家の弘兼憲史氏と歌人の俵万智氏を迎え、最終選考にインターネット投票も実施される。
<一般の部>と<小・中学生の部>に分け、“妖怪”をお題にした川柳を全国から募集。<一般の部>は「妖怪川柳大賞」1名を含む10傑に、そして<小・中学生の部>は「最優秀賞」1名を含むトップ3に、表彰状と賞品が進呈される。
ネットとハガキで応募受付中!
応募は10月1日(木)~12月31日(木)の期間、境港市観光協会のホームページまたはハガキで受け付けている。なお、郵送分は12月31日(木)必着。ひとり5作品まで応募可能だ。
境港市観光協会による1次選考のあと、1月下旬~2月中旬頃に選考委員による選考並びにインターネット投票により入賞作品を決定し、3月中旬に境港市観光協会のホームページにて発表される。
どこか懐かしさや愛嬌も感じられる、秘境ならではの妖怪伝説。日本三大妖怪文化のひとつ、三好市山城町の妖怪を詠んだ川柳を応募してみては。