都会と地方それぞれの良さをむすぶことで、次の世代により素敵な社会を繋いでいきたいという想いで2020年に設立された合同会社「ばとん」。

石川県志賀町にオフィスを構える「ばとん」は、石川県羽咋市で無農薬・無肥料・無除草剤で手塩にかけて育てられた「羽咋米(はくいまい)」の新米を、12月5日(土)・6日(日)に東京で開催される「全国連携マルシェ」にて限定販売する。

肥料や農薬を使わず自然の力を利用

世界農業遺産「能登の里山里海」の地である羽咋市で、肥料・農薬・除草剤・堆肥も使わずに、自然の力を最大限利用して大切に育てた“自然栽培”のお米「羽咋米」。

自然栽培は、農薬や肥料を一切使用せずに作物を育てる農法のこと。作物だけに注目するのではなく、苗がしっかり土に根を張るように、温かくてやわらかい、水もち水はけの良い土づくりを目指すことで、「土とタネに本来のちからを発揮してもらえるように人がお手伝いをする」という姿勢の農法だ。

43年ぶりに「トキ」が田んぼに飛来

米作りで化学肥料を使用すると、田んぼに住む虫や、その虫を餌にする鳥にも化学肥料が入り込み、食物連鎖の大部分に化学肥料が入り込むことになる。

同社は、化学肥料の使用を一概に否定するのではなく、持続可能な農業と人間社会という観点に立ったときの選択肢の一つとして、羽咋市で自然栽培の取り組みを進めた。

その結果、2013年には43年ぶりに「トキ」が羽咋市の田んぼに飛来したのだそう。

「羽咋米」の精米と玄米を限定発売

今回、東京都港区の「プラタナス公園」で開催される「全国連携マルシェ」の同社ブースでは、令和二年に収穫した「羽咋米」の＜精米＞と＜玄米＞のそれぞれ2合パッケージを限定販売する。

「全国連携マルシェ」は、港区芝浦地域での生鮮食品不足という課題を「全国各地域との連携の力」で解決する新たな取組として、港区の主催で平成30年度から開催されている。

能登の大地で自然栽培された「羽咋米」を、この機会に味わってみては。

■「プラタナス公園」
住所：東京都港区芝浦4-20-56

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