重い拒食症での入退院の日々を経て人気料理ブロガーとなった、料理研究家・Mizukiさんがレシピ本を出版。夢の先にある未来に向けて料理研究家としての鍛錬の日々をおくる、著者初めてのフォトエッセイ集『普通のおいしいをつくるひと』が、1月27日(水)、主婦の友社から発売される。
重度の拒食症を克服した経験
10代~20代にかけて重い拒食症を患っていたMizukiさん。拒食症であるがゆえに食べものへの関心が高く、病気のあいだも料理書を読み込んで知識を蓄え、それが料理の仕事をする基盤となったという。
お菓子を卸売りすることから社会復帰を果たし、カフェのオープンやレシピ投稿などを経て人気ブロガーに。また、Instagramでも普通の材料と道具でつくる「普通のおいしい料理」を発信しており、1月現在フォロワー数62万人超えを達成している。
本書はMizukiさん初めてのフォトエッセイ。これまでの経験や、いまどんな思いを抱えながら料理研究家として活動しているのか、レシピ本には収められなかったストーリーを本書で公開している。
Mizukiさん人気の理由
ブログでは「普通のおいしい料理」が好評なのはもちろん、拒食症時代のエピソードを公開し、同じ病気を抱える人や、思い通りにならない人生に悩む人からも強い支持を集めている。
初めてのエッセイにこめた思い
23歳のとき、拒食症が悪化して体重が23kgまで落ちて命の危機に直面したというMizukiさん。自力で立ち上がることも、話すこともできない状態から、理想の自分になれない現状を受け入れ、病気を治そうと決意したのには、“ずっと支え続けてくれていたお母さんに恩返しをしたい”という強い思いが。
拒食症からの回復期、まだ社会とのつながりが持てずにいたMizukiさんをやさしく受け止めてくれたインターネットの世界に希望を見出したというエピソードも。
お菓子と料理のレシピも
リハビリになったお菓子作り、カフェの開店準備とオープンしてからの日々、ブログに対する思いなど、エピソードに絡め7組のレシピも紹介している。
また、Instagramで募集した、フォロワーからの質問に対する回答も。
『普通のおいしいをつくるひと』の価格は1400円(税抜)。
Mizukiさんの食と今までにまつわるエッセイから、料理とその先の未来にも心を向けてみては。