“ローカルをグローバルマップに載せる”という理念を掲げる「しおまち企画」が、広島県尾道市の瀬戸田に位置する「しおまち商店街」活性化プロジェクトの一環として、地域の魅力を体験できる街のリビングルーム「SOIL SETODA(ソイル 瀬戸田)」を4月に開業。2月10日(水)から宿泊予約を開始している。
街のリビングルーム「SOIL SETODA」
瀬戸田港から徒歩1分の玄関口に開業する「SOIL SETODA」は、江戸時代末期に豪商・三原屋によって建てられた築140年の蔵をリノベーションした「SOIL SETODA KURA」と、その向かい側に新築された「SOIL SETODA LIVING」によって構成。
訪れた全ての人にとっての居場所となる「街のリビングルーム」のような役割として、旅行者と地域住民がインタラクティブに時間や経験を共有し、活発で和やかなコミュニケーションが生まれる空間を目指している。
気軽に利用できるスペースやレストラン
「SOIL SETODA LIVING」の1階には、瀬戸田のローカルな食を楽しめる薪火料理のレストラン「Minatoya」がオープン。地元農家や漁師らから直接仕入れた旬の食材を使ったメニューを提供する。
1階中央の「Living Room」は、休憩や勉強スペースなどとして誰もが自由に利用できるフリースペースで、ワークショップの開催、映画の上映なども計画。電源やFree Wifiも完備しているため、ワークスペースとしての活用も可能だ。また、同館内や商店街で購入したテイクアウトメニューの飲食もできる。
2階の「ゲストルーム」は、瀬戸内の凪を眺めながらゆっくりと過ごすことができる。ワークデスクやクローゼットを備えるプライベートルームが4室あり、気軽な滞在から中長期滞在まで対応可能な機能を完備。サイクリストなどが気軽に宿泊できるよう、シングルユースにも対応していく予定だという。
定員2名の「プライベートルーム」は1室9,000円〜(税別)。定員4名の「グループルーム」は1名4,000円〜(税別)。どちらもトイレ・ランドリー・シャワーは共有となっている。
「Overview Coffee」が日本初出店
「SOIL SETODA KURA」1階の「アクティビティーセンター」では、瀬戸田レモンの収穫体験や料理教室、釣りツアー、マリンアクティビティーなどを体験できるツアーを提供。瀬戸田エリアのマップ配布など、観光案内所の機能も有する。
また同1階に、プロスノーボーダーであり環境保護に情熱を燃やすパタゴニア・アンバサダーとしても知られるAlex Yoder(アレックス・ヨーダー)によって設立された「Overview Coffee」の、日本初店舗が登場。「Overview Coffee」は、地球温暖化の抑制に対して最も効果的な農法と言われるリジェネラティブ オーガニック農法によって生産された豆を専門にしたコーヒーブランド。コーヒーは、レストラン「Minatoya」でも提供されるほか、テイクアウトをして「Living Room」などでも飲むことができる。
■「SOIL SETODA LIVING」
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田257
■「SOIL SETODA KURA」
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田254-2
※写真はイメージ