昭和20年から続く岩手釜石の老舗和菓子屋「小島製菓」は、子どもに食べさせたい野菜や果物に合わせて生地からカスタマイズ可能なお菓子ブランド「MUSUBit(ムスビ)」の販売を、2月15日(月)からスタートしている。
生地・野菜パウダー・果物ペーストをカスタマイズ
栄養士監修のもとに作られる「MUSUBit」は、野菜や果物の成分をおいしく採れるふんわり食感のビスケット。ビスケットの生地から、生地に練りこむ野菜パウダー、中に入る果物ペースト(MUSUBitぺ-スト)までカスタマイズが可能で、子どもに合った1箱が届くセミオーダービスケットだ。
生地は<全粒粉配合生地><大豆粉配合生地>の2種、野菜パウダーは<ほうれん草><むらさき芋><にんじん><かぼちゃ>の4種、ペーストは<りんご><オレンジ><バナナ><ミックスベリー>の4種。全部で32通りの組み合わせが可能なので、子どもの好みや食べてほしい野菜など、自由にECサイト上で注文することができる。
子どもの健康に気を使う家庭も安心
また、同商品は、保存料・香料・着色料・人工甘味料・化学調味料は一切使わず、生地に練りこむ野菜パウダーには国産野菜を使用。「化学調味料や保存料を使用する市販のお菓子などを子どもに与えることに抵抗のある」「子どもが野菜を食べずにお菓子ばかり食べたがるけど健康面で心配」というママやパパが、安心して子どもに与えられるような設計になっている。
また、購入すると、LINEを通じて子どもの食に関する日頃の疑問や質問を「MUSUBit」の管理栄養士へ相談&アドバイスを受けられるサービスも。LINEでは、購入前にも商品に関する質問や組み合わせの相談を受け付けているので、利用してみよう。
東北の老舗菓子店が目指すこと
「小島製菓」は、10年前に起こった東日本大震災では製造環境にも経済的にも大きな被害を受け、多くの支えによって何とか乗り越えたが、その後の台風や土砂災害、今回の新型コロナウイルスの流行により、再度打撃を受けてしまった。そこで今回、現地に来られない人に向け、全国オンライン販売を行う。この逆境に立ち向かって行こうという同社の挑戦が、地方企業の希望の光になればとの想いも込められている。