愛知県犬山市の「野外民族博物館リトルワールド」では、特別展「こ・わ・い・モノ」を、3月6日(土)〜7月11日(日)の期間に開催する。
世界各国の民族資料を通して「こわい」を考える
「こわい」と思う感情はどこからやってくるのか、体感ブースや展示を通して考えることができる特別展「こ・わ・い・モノ」。
人々が「こわい」という感情はどんなモノ・コトに対して生まれるものなのかを、世界各国の民族資料を通してひも解いていく。こわいと思う反面、興味本位で覗いてみたくなる好奇心を刺激するような仕掛けが用意され、大人だけではなく子どもたちも楽しみながら学ぶことができる。
「こわい」を存分に体感できる展示
展示のスタートは、「こわいモノ」の世界へ誘う高さ約3.3mのネパールの仏像。さらに、「こわい」と感じさせるような資料展示に加え、音や光など五感で「こわい」を体感できるブース、たくさんの仮面が並ぶブースなどが続き、「こわい」を存分に体感することができる。
展示されるのは、カーニバルに登場する女悪魔を表した、ボリビアの「女悪魔の仮面」、
髪の毛の材料にサイザル麻の繊維を用いた、ザンビアのルラレ人の「仮面」、
装飾に精霊の姿が表されている、乾燥させたサゴヤシ澱粉の保存用であるパプアニューギニアの「つぼ」、
身体に刺さった鉄片には妖術や邪術に対抗するための防御の意味がある、コンゴ民主共和国の呪医を象った彫像「呪医像」など。
世界各地の人々が、どのように「こわい」という感情を乗り越えようとしてきたのかということに注目し、その感情に向き合うきっかけになるような流れの展示内容になっている。入場は無料だが、別リトルワールド入館料が必要だ。
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