学研プラスから、NHK連続テレビ小説『おちょやん』の小説版第1巻である『おちょやん 初恋編』が、3月4日(木)に発売される。
人気ドラマ『おちょやん』
昨年11月より放送中の『おちょやん』は、“大阪のお母さん”と呼ばれ、広く愛された女優・浪花千栄子さんをモデルに描く、ドラマティックな物語。
時は大正。貧しい家に生まれたヒロインは、満足に小学校にも通えず9歳で女中奉公に出される。そこで彼女が目にしたのは、華やかな芝居の世界。やがて彼女は女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいくのだが…。
ヒロイン・竹井千代を、若手人気女優の杉咲花さんが熱演し、さらには連続テレビ小説史上最低の父親と評判のヒロインの父・テルヲを、ロックバンド「ウルフルズ」のボーカル、トータス松本さんが好演するなど、大きな話題を呼んでいる。
ヒロインの気持ちを丁寧に紐解く
『おちょやん』の作者は、TBSの大ヒットドラマ『半沢直樹』や『陸王』のほか、『下町ロケット』などの脚本で知られる八津弘幸さん。
『おちょやん 初恋編』1,200円(税別)は、八津さんの脚本を底本にして、『レイワ怪談 十六夜の章』などの著書がある三國月々子さんが、子どもから大人まで全世代が楽しめる青春小説として仕上げた。同ドラマは原作本がなく、小説の形で読めるのはこれが初。また、小説版は全3巻となる予定だ。
同書では、登場人物の気持ちを表現できるという小説の特性を存分に生かし、ヒロイン・千代の心情を丁寧に紐解いている。“千代は、あのときどんな思いだったのか?”、一度放送を見た人でも、きっと新たな気づきがあるはず!人気イラストレーター・佐藤おどりさんによる描きおろしの表紙にも注目してみて。
涙あり、笑いあり、泣き笑いのエピソード満載の『おちょやん 初恋編』を、この機会に読んでみては。