⾮営利組織評価センターは、信頼あるNPOの証であるグッドガバナンス認証30団体の活動を1つの冊⼦にまとめたガイドブック『Good Governance Voice2021』を3月17日(水)に発行し、同団体の公式サイトにて公開している。

「信頼ある非営利組織」として認定

現在、NPOはNPO法人だけではなく、一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人などを含めると、10万団体以上が存在。その中で、「信頼ある非営利組織」として非営利組織評価センターの“グッドガバナンス認証”を取得しているのは30団体(2020年12月時点)。外からは見えにくい組織内部の状況を第三者機関に開示して信頼性・透明性の向上に努め、組織運営やガバナンスが一定水準以上のレベルに達しているNPOで、課題を自ら改善してよりよい組織運営を目指す意欲のある団体でもある。

応援したい団体が見つかる

同認証を取得した団体を紹介している『Good Governance Voice2021』は、寄付やボランティアをしたい市民や企業が、応援したい団体を見つけることができるガイドブックだ。

「医療や福祉関係」「環境保全、まちづくり」「国際協力や国際交流」「子どもとの関わり、社会教育」「人と動物の共生支援」「NPO支援」の6つの分野にカテゴリー分けし、NPO団体の活動写真とサービス利用者の“声”が紹介されている。

また、団体にアクションを起こせる「寄付」「ボランティア」「会員制度」「イベント開催」のカテゴリー分けもされている。

サービス利用者の声を掲載

同書最大の特徴は、活動紹介の情報発信だけではなく、実際にグッドガバナンス認証団体のサービスを利用した人の“声”を前面に押し出した内容になっていること。NPOの活動が社会からどのように頼られ、活用されているかを知るきっかけになり、すでに目に見えている社会課題から見えていない社会課題まで、実際に社会から必要とされているNPOの現状を見ることができる。

同書は、公式サイトからダウンロードが可能。

掲載されている30団体30通りのストーリーから、自分が解決したい社会課題に取り組んでいる「応援したいNPO」を見つけてみては。