さが県産品流通デザイン公社は、佐賀県の県産品を厳選したセレクトショップ「SAGA MADO」にて、6月7日(月)~20日(日)の2週間、武雄市の4事業者とデザイナーのコラボレーションにより誕生した新たなお土産「たけおみやげ」のポップアップイベントを開催中だ。
新幹線開業を控える武雄市のプロジェクト
「たけおみやげ」プロジェクトは、新幹線開業を控える武雄市が観光分野の活性化を図るため、新しいお土産をつくるプロジェクトとして2020年にスタートしたもの。
より多くの観光客に選ばれる商品を作るため、1事業者につき1名のアートディレクター兼デザイナーがチームに加わり、ブランド力の強化を図るために多方面から検討を重ね、このたび武雄市の新しい名物となるお土産4ブランドが誕生した。
5月にお披露目となったばかりの4ブランドを紹介しよう。
武雄焼のアクセサリーブランド
1つめは、“亀翁窯×大久保舞香(DEJIMAGRAPH)”の、武雄焼のアクセサリーブランド「hiro」。
「hiro」は、武雄焼400年の歴史から生まれた、自然に近いアクセサリーブランド。自然由来の釉薬や土を使って、手製の登り窯で焼き上げた陶器のアクセサリーが生まれた。
ブランドロゴは風や自然由来の柔らかさを感じさせるシルエット。パッケージはそれぞれのシリーズのモチーフを連想させるものになっている。
美人をつくる大豆のお菓子
2つめは、“宮本邦製菓×羽山潤一(DEJIMAGRAPH)”の、美人をつくる大豆のお菓子「麗人豆本舗」。
宮本邦製菓が元々販売していた「Soy美EAN」は自家消費的なパッケージだったため、佐賀の新しいお土産として選ばれるパッケージを目指しながら試行錯誤。
佐賀にゆかりのある三美人[神功皇后、松浦佐用姫、万寿姫]と、世界三大美人[クレオパトラ、小野小町、楊貴妃]をビジュアルとして選び、パステル調のイラストとなって新たな「麗人豆本舗」ブランドが誕生した。
新しい甘なっとうを開発
3つめは、“光武製菓×濵田佳世(みずうみデザイン室)”の、あたらしい甘なっとう「和グラッセ」。
創業80年の光武製菓は、甘なっとうの在り方から見つめ直し、若い世代にも愛される商品開発を目指した。
外側だけでなく中身もあたらしく、甘さ控えめで柔らかな食感、かつ「武雄らしい」お土産を追求。何度も試作やアンケートを重ね、デザインにおいては優しい味わいを反映した世界観を構築し、新しい甘なっとう「和グラッセ」が完成した。
佐賀県産のお米
4つめは、“肥前糧食×北島敬明(PERHAPS)”の、お米のプロが選んだカレーとおにぎりに合うお米「meets RICE」。
調理時間の長さや手間、大きくて重く買いづらいなどの理由により、日本の食卓から「コメ離れ」が進み、今や主食だったお米はパンに取って代わられている。
そんなお米を分かりやすく、手にとってもらえるよう「〇〇に合う」というテーマで「meets RICE」を作り、CURRYとONIGIRIに合うものに。
カレーによく合うのは武雄若木産「夢しずく」、おにぎりによく合うのは武雄橘産「さがびより」。お米を気軽に楽しく買ってもらえるデザインになっている。
この機会に、武雄市の新たなお土産ブランド「たけおみやげ」のポップアップイベントへ足を運んでみては。
■イベント会場
SAGA MADO 特設エリア(佐賀市駅前中央一丁目4番17号 コムボックス佐賀駅前1階)
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