六甲山観光が六甲山上で運営を行っている「六甲高山植物園」では、羽ばたく鷺(さぎ)の様に咲く白い花「サギソウ」が開花した。
日本を代表するランのひとつ
「サギソウ」は、白く清楚な花を咲かせる日本を代表するランのひとつ。純白の鳥が羽ばたいているかのような美しい花は、自然界が生み出した芸術として来園客からの人気を集めている。水辺で涼しげに咲く姿は、厳しい残暑の中で見る人に目から涼を届けてくれる。
サギソウ
「サギソウ」は、本州~九州に分布し、低地の日当たりのよい湿地に生育する多年草だ。高さは、20cm~40cm。白鷺(しらさぎ)が羽を広げて飛ぶ姿にみえることから、この名がついている。かつては、各地の湿地によくみられたが、湿地の開発とともに激減し、環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧(NT)に分類されている。同園では湿生植物区に六甲山にかつてあった湿地を再現したエリアを設けており、「サギソウ」のほか、「サワギキョウ」や「タコノアシ」などの六甲山自生植物を展示。同園の「サギソウ」は、8月末まで楽しめる見込みだ。
「六甲高山植物園」の入園料は大人(中学生以上)700円/小人(4歳~小学生)350円、駐車料金が平日、500円、土日祝が1,000円だ。
新型コロナウイルス感染症の影響により、営業・イベントの内容を変更・中止する場合がある。来園前に「六甲山ポータルサイト」で確認を。
「サギソウ」を見に「六甲高山植物園」へ出かけてみては。
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