クラシック音楽を香り化するプロジェクト「La Nuit(ラニュイ)」が9月21日(火)にスタートした。聴覚×嗅覚の共感覚を探究する。第1弾として同日、ブランド名の由来である、モーリス・ラヴェル作曲のピアノ曲『夜のガスパール』をイメージした香水セット「夜のガスパール オードトワレ」を自社メディアECサイト「La Nuit」にて一般発売中だ。
3曲それぞれを香りで表現
『夜のガスパール』は3曲構成。第1曲『オンディーヌ』、第2曲『絞首台』、第3曲『スカルボ』それぞれをオードトワレ10mLにしました。以下の香調で3曲それぞれを香りで表現している。
第1曲
水の精が男を誘惑するストーリーの『オンディーヌ』は、トップ:ウォーターアコード、ミドル:スズラン、ラスト:バイオレットと官能的だ。
第2曲
吊られた男と鐘の音が交錯するスタティックな『絞首台』は、トップ:レザー、ミドル:エレミ、ラスト:シダーとグロテスクで重厚だ。
第3曲
真夜中に暴れ狂う小鬼を描いた『スカルボ』は、トップ:クローバー、ミドル:ネロリ、ラスト:オークモスとスパイシーだ。
香りの監修
香りの監修を手掛けたのは、淡路島在住のアーティスト・和泉侃(いずみ・かん)氏。“感覚の蘇生”をコンセプトに自身のブランドや作品制作の他、ホテルやショップの空間や製品における香りのデザインやディレクションを手がける。2017年より淡路島に拠点を移し、2020年現地にラボラトリー「IZUMI KAN|胚」をオープン。
上品でクラシカルなケース
ケースは、楽譜をイメージしたクラシカルな外装。内装はウレタン敷きで、ピアノの鍵盤をイメージし、ビン下部を押すことで取り出せる。
付属するブックレットは『夜のガスパール』を更に楽しんでもらうためのコンテンツだ。
『夜のガスパール』を多層的に考察
また、写真家・野村佐紀子氏による第3曲『スカルボ』の香りをイメージして撮った写真作品をブランドインスタグラムアカウントにて公開する。聴覚・嗅覚にビジュアルという視覚を加えることで、『夜のガスパール』を多層的に考察。このビジュアルプロジェクトは、以降もアート写真家と共にコラボレーションしていく予定だという。
「夜のガスパール オードトワレ」18,700円(税込)の内容は、『オンディーヌ』10mL、『絞首台』10mL、『スカルボ』10mL、ブックレットとなっている。
「夜のガスパール オードトワレ」で3曲それぞれの香りを楽しんでみては。