サタデーファクトリーは、循環素材のヒノキ・スギを活用した「PLANKLIP Furniture(プランクリップファニチャー)」を9月21日(火)に発売した。
工具不要で板を止めるコネクター
「プランクリップ」12個入¥3828(税込)は、サタデーファクトリーが独自に開発した厚さ12mmの板を直角に留めるDIYコネクターで、国内の町工場で製造されている。板を切ったらクリップするだけなので、釘やビスを使用する際に必要な補助具も不要。繰り返し使うことができる。米クラウドファンディングで13カ国から資金調達して2018年に製造を開始し、その後スペインの学士論文にも掲載され、取扱店は全国20店舗以上に拡大中だ。
ヒノキ合板のセットが登場
これまで、プランクリップを使用したDIYの参考図面をウェブサイトやSNSで公開してきたが、板をカットすることがネックとなっていたことからキットを開発。今回登場するのは、カットされた板と組立てに必要なプランクリップがセットになった「プランクリップファニチャー」。
ヒノキ合板のインテリアは全て分解式のキットになっていて、分解と組み立ては手で行える。
持ち運べるインテリアとして、ベランダやアウトドアでも活用できる。
人気の「ハウス」¥31,790(税込)のほか「スツール」¥7,590〜と
天板400×300mm高さ350mmの「クリップチェアテーブル」など、
パーツキット5種類が登場した。
西川材の産地から建築用の端材を活用
サタデーファクトリーが拠点を置く埼玉県飯能市は、江戸に材木を供給してきた西川材の産地。近所の山から切り出されるヒノキやスギを加工する工場が多く点在している。
ヒノキやスギの合板はこれらの工場でも頻繁に加工されており、建築用材として工場で精緻に切り出された端材が定期的に発生。これらの副産物を素材として管理し、プランクリップファニチャーに活用していくという。