明治三年、清水寺門前で創業し、“京焼・清水焼”の専門店として150年の歴史をもつ「朝日堂」が、VRで陶磁器の名品を閲覧できる新サービス「VR GALLERY ASAHIDO」を、10月1日(金)より開始した。
京・清水焼の名品がVRで閲覧可能に
伝統工芸品・芸術品は、複雑な立体構造や緻密な表現をもつ名品が多い。そのため、WEB上での画像データだけでは本来の魅力を充分に発信することが難しく、名品の全体、360度のイメージがつきにくい問題があったという。
今回開始した「VR GALLERY ASAHIDO」は、京・清水焼の名品を高精細360度撮影することで、WEB上にて3Dでの閲覧を可能にしたサービス。
同サービスにより、平面の画像では表現しきれなかった、陶磁器の魅力である複雑な立体構造や、絵付けの精密さなど細部まで名品を楽しめるようになった。
名品が並ぶVRギャラリー
また、「朝日堂」本店を3DスキャンしたVRギャラリーも用意。同店2階エリアには名品が並ぶギャラリーがあるが、VRギャラリーでは実際に訪れているかのように店内を見て回り、名品を360度3Dで閲覧できる。
逸品が創られる現場をバーチャルで探訪
さらに今回は、名匠の工房も3Dスキャンを行い、名品が生まれる現場もバーチャル上にて探訪可能となった。
作家へのインタビュー動画では逸品が生まれる現場だけでなく、名匠が一つ一つに込めた想い、清水焼への想いなどが収録されている。
名品を好きな場所に映し出すAR体験も
その他、名品をお気に入りの場所に映し出せるAR(拡張現実)サービスもスタート。名品を細部まで楽しんだ後は、スマートフォンのカメラを通して、自宅など好きな場所に名品を飾る体験をしてみよう。
この機会に新サービス「VR GALLERY ASAHIDO」を利用し、伝統工芸品・芸術品の魅力に触れてみては。