横山美術館では10月3日(日)~2022年1月10日(月)の期間、企画展「優美な曲線から歴史が伝わる カップ&ソーサー物語」を開催する。
明治・大正時代に日本で制作されたものを展示
日本国内でカップ&ソーサーの生産が本格的に始まったのは明治時代前期から。当時の日本にとってハンドル付きのカップは未知のものであり、制作は困難を極めたが、伏焼や石膏型成形などの新しい技法を取り入れ、大きさや厚さ、形状が整った器が作られるようになった。
工夫を凝らして出来上がった生地には、日本的な花鳥や洋風の薔薇など、さまざまな題材で豪華な絵付けがされ、海を渡り、テーブルを華やかに演出した。同展覧会では、明治・大正時代に日本の各産地で制作されたカップ&ソーサーやポットなどを加えたティーセットを展示。100年以上経った現代を生きる我々も、その美しさに目を奪われる。
同展では、オールドノリタケ 《上絵金盛風景図ティーセット》や、
久富与平 《上絵金彩菖蒲図カップ&ソーサー》を展示。
その他詳細は「横山美術館」公式HPで確認を。
関連イベント
関連イベントとして、清水 祐未氏が講師の転写絵付け体験講座「真っ白なカップを私らしく彩る ―ポーセラーツ体験―」を11月14日(日)13:30~15:30に開催。
申込方法は10月3日(日)から横山美術館の電話にて先着順。定員は20人で定員になり次第、受付は終了となる。参加費は材料・焼成費・入館料込み3,000円だ。
他にも「学芸員によるギャラリートーク」が10月3日(日)、10月16日(土)、11月6日(土)、11月20日(土)、12月4日(土)、12月18日(土)に開催される。いずれも午後1時30分より1時間程度。事前申込不要、要入館料となっている。
各イベントの詳細については、「横山美術館」公式サイトで確認できる。
無料招待の実施
11月21日(日)は翌22日(月)のいい夫婦の日にちなみ、夫婦の人、12月25日(土)のクリスマスの日は当日誕生日の人、1月10日(月)は成人の日にちなみ、新成人(2001年4月1日~2002年3月31日生まれが対象)の人へ無料招待を実施。なお証明できるもの提示が必要だ。
この機会に、「優美な曲線から歴史が伝わる カップ&ソーサー物語」をチェックしてみて。