新型コロナウイルスの影響を大きく受けたペルーを元気づけるために、サンタクロースが現地の子どもたちにプレゼントを届ける「MACHU PICCHU SANTA PROJECT」が、2021年のクリスマスに実施される。
サンタがサプライズプレゼントを配り歩く
同プロジェクトは、人口に対する新型コロナウイルスの死亡率が世界最多となってしまった、マチュピチュがあるペルーを応援するためのプロジェクト。
昨年世界遺産マチュピチュの絶景を独占した片山 慈英士氏がサンタクロースに扮しサプライズ訪問することで、お世話になった現地の人々に明るいニュースを届けるのが目的だ。
Tシャツや文房具をプレゼント
プロジェクトは12月23日(木)に実行され、滞在期間は12月16日(木)~2021年1月19日(水)となる。
プレゼント内容は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため「村人全員にマスクの配布」、滞在中ボクシング指導していた子供たちへの恩返しとして「村の子ども達へTシャツの配布」、リモート授業している子どもたちの学力向上のため「村の子ども達へ文房具の配布」となっている。
チャリティパーカーの売上を資金に
同プロジェクト成功のため、10月10日(日)からオリジナルパーカーを発売中。パーカーの売り上げは、全て同プロジェクトの資金として使用される。
7カ月足止めされたペルーで親交を深める
主催者である片山慈英士氏は、奈良県出身・東京都在住の27歳。2020年に新型コロナウイルスの影響による移動制限で、当時観光していたマチュピチュに7カ月ほど足止めされ、この出来事は世界各メディアでも大きく取り上げられた。
滞在期間中、同氏は現地の人たちとボクシングなどを通じて親交を深め、最終的にはマチュピチュの観光大使に。その後、移動制限が解除され、無事日本に帰国したものの、帰国後もマチュピチュの人たちへの思いは冷めず、現地の子どもたちを喜ばせる同プロジェクトを企画した。
同氏は、このプロジェクトを今年一回限りではなく、毎年のイベントにしたいと考えているという。毎年夏~秋ごろに新しいデザインの商品を発売し、デザイン費や製作費を差し引いて集まった全資金をプロジェクトに使用する予定だ。
また、NPO法人の設立も視野に入れており、数年後にはペルーの他の地域、他の南米の国などでも活動を行う計画を企てている。
オリジナルパーカーの購入や、プロジェクトに賛同したい人は「MACHUPICCHU BOY OFFICIAL !!」サイトの「MACHU PICCHU SANTA PROJECT」にて確認を。