真多呂人形は、「江戸木目込人形 ライコウ」17,600円(税込)の予約注文を、10月27日(水)から受付中。真多呂人形会館および公式サイトにて販売している。
280年受け継がれてきた伝統工芸品・木目込人形
「木目込人形」は、約280年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が、神具の柳筥をつくった余材で木彫の人形を作り、表面に溝を彫って神官の衣束の端裂を木目込んだのが、その始まりと言われている。
大正8年(1919年)創立の真多呂人形は、木目込み雛人形・五月人形などを制作している。上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として唯一認定を受けており、真多呂人形(江戸木目込人形)は昭和53年に伝統工芸品にも認定された。
キャラクターを伝統工芸で表現
同社では、“日常の中で伝統工芸を気軽に楽しんでもらいたい”との想いから、人気作品での商品化を積極的に行っている。2019年は「ピカチュウ」、2020年は「ミルタンク」の江戸木目込人形を制作し、大きな話題を集めた。
今年は、ポケットモンスターの「ライコウ」を江戸木目込人形で表現することに挑戦した。
ライコウの特徴を捉えた江戸木目込人形
ライコウは、“雨雲を背負っているのでどんなときでも雷を出せる”ことが特徴のポケモン。
「江戸木目込人形 ライコウ」は、木目込人形らしいふっくらと丸みを帯びたフォルムになっていて、その上で、体の模様や顔のディテール、背中の雨雲、ギザギザな尾といったライコウの特徴も表現。
この細かい部分は、布を木目込んでいくための土台の溝作り(筋彫り)や、布地を一枚一枚木目込んでいくといった職人の手作業によって作られおり、伝統工芸の高い技術を見て取ることができる。
本体のサイズは間口65mm×奥行100mm×高さ110mm。台 、屏風 、木札がセットになっている。
お正月飾りとしてはもちろん、2022年の1年間を通じて飾るのもおすすめの「江戸木目込人形 ライコウ」で、日本の伝統文化に触れてみては。
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