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カワサキZ1/Z2が2021年日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定!

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カワサキモータースジャパンは、カワサキモータース(元:川崎重工業株式会社モーターサイクル&エンジンカンパニー)より1972年に登場した「Kawasaki 900 super4(通称:Z1)」と1973年に登場した、「Kawasaki 750-RS(通称:Z2)」が、日本自動車殿堂の歴史遺産車に登録されたことを発表。

1970年代に登場したカワサキZ1とZ2

米国で1972年に発表された「Kawasaki 900 super4(通称:Z1)」は、同年11月から販売を開始。価格は1900ドルで欧州市場も含めた当初の計画台数は1500台だった。


Z1の国内向けモデルとして開発され1973年にデビューした「Kawasaki 750-RS(通称:Z2)」は、最高出力69馬力を誇った。

「軽量で、パワフル、操縦性に優れた車」

当時、川崎重工業が手がけた新たな大型モデルの開発目標は、性能、スタイル、装備、あらゆる点で世界最高の「ZAPPER(ザッパー)」をつくりあげることにあり、高評価を得ていた他社モデルといかに“差別化”するかということが重要な要素だった。

「ZAPPER」は、「軽量で、パワフル、操縦性に優れた車」とされ、今の言葉でいえば「スーパースポーツ」にあたる。

こうした目標のもとに開発された「Kawasaki 900 super4(Z1)」は、従来の日本車とは異なり、操縦安定性に関しても、完成度を上げるために最大限の努力が払われた。

この“差別化”を実行したZ1の成功が、今にいたるカワサキの企業風土を培ったといえるという。

Z1/Z2の遺伝子は今も継承

Z1/Z2の後継車であり、当初から「ZAPPER」として開発された「GPZ900R」は、「GPZ1000RX」、「ZX-10」、「ZZR1100/1200」へと発展。

そしてZ1/Z2の遺伝子は、「ZEPHYR(ゼファー)」シリーズにも継承。ZEPHYRシリーズは、“ネイキッドブーム”の立役者となったが、2000年代にZEPHYRが大ヒットしたのも、Z1/Z2のイメージを意識的に活用した商品戦略、販売戦略が功を奏したともいえる。

さらに2018年モデルとしてZ900RSが発売。本機種もZ1/Z2のデザインを継承し、2018年以降日本の大型二輪市場において3年連続トップセラーを続ける大ヒットモデルとなった。

カワサキは、これからも伝統に裏付けられた革新的な技術やマーケティング、販売活動を通じ、“Good Times Company”を実現し、”Let the good times roll”「カワサキに関わる人すべての、よろこびと幸せ」を届けるため、あらゆる可能性へと挑戦していくという。

日本自動車殿堂 表彰式典
日時:11月15日(月)13時30分より
場所:学士会館/東京都千代田区神田錦町 3-28

カワサキモータース:https://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/corp/
カワサキモータースジャパン:https://www.kawasaki-motors.com/

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