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インセクトホテル作りで生物多様性の大切さを学ぶ!「セイコーわくわく環境教室」開催

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セイコーホールディングスと、盛岡セイコー工業が共同で、子どもたちに生物多様性の大切さを伝える「セイコーわくわく環境教室」を、11月6日(土)、盛岡セイコー工業の従業員の子どもたちを対象に開催した。

子どもたちの自然への関心を高める

セイコーホールディングスは、時計、スポーツ、音楽など、同社グループの事業やブランディング活動に関連したテーマで、次世代の子どもたちの育成・支援に力を入れている。

「セイコーわくわく環境教室」もその一環として行うもので、盛岡セイコー工業が2012年から取り組む生物多様性保全活動をベースに、子どもたちの自然への関心を高めることや、自然を守ることの大切さを学ぶ目的で開催された。

インセクトホテル制作ワークショップを実施


開催当日は、盛岡セイコー工業の社員が講師となって、子どもたちに生物多様性の意義や重要性を分かりやすく解説したほか、敷地内にある森に足を踏み入れ、そこに生息する植物や動物、昆虫たちの生態を観察。なかでもユニークな取り組みが「インセクトホテル制作ワークショップ」だ。

インセクトホテルとは文字通り昆虫のためのホテルで、ヨーロッパではガーデニングの一種として公園や民家の庭などに設置されている。廃材や落ち枝、竹筒などを用いて虫の巣箱を作成し、虫の繁殖や越冬するための場所を設けることで、豊かな自然環境づくりを目指すという。

隈研吾建築都市設計事務所が枠組みを設計・監修


今回のワークショップでは、昨年夏に盛岡セイコー工業内にオープンした「グランドセイコースタジオ雫石」の設計を手掛けた隈研吾建築都市設計事務所がインセクトホテルの枠組みを設計、監修。

鉄のフレームに角材を井桁状に組み合わせた構造で、ホテル内の詰め物を詰め替えるだけで、繰り返し使える仕様となっている。

楽しみながら生物多様性の大切さを学ぶ


子どもたちは、2つのグループに分かれ、予め用意された廃材や木の枝を使い、インセクトホテル内に入れる詰め物を制作し、盛岡セイコー工業のスタッフ、子どもたちの保護者と力を合わせながらインセクトホテルを作成。

参加した子どもたちは、「会社の近くの森にいろいろな虫や動物がいることがわかった」「虫のホテルを作れて楽しかった」「たくさんの虫が集まってくれると嬉しい」など声を弾ませていたそう。

セイコーホールディングスおよび盛岡セイコー工業では、これからもこうした活動を通じて、次世代を担う子どもたちに、生物多様性の大切さを伝え、自然環境に対して自ら積極的に関わる姿勢を身につけていく機会を届けていくという。

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