萬乗醸造は、「醸し人九平次 彼の岸」をリモデルし、公式サイト限定で販売を開始した。
米の栽培方法から再定義しリモデル
パリの三ツ星レストランで初めて採用された日本酒「醸し人九平次」、その新たなFLAGSHIPがこの「彼の岸」だ。
同商品は同社で栽培した山田錦を使用した商品だ。同社で米栽培を始めて10年目となる2020ビンテージをリリースするにあたり、米の栽培方法から再定義しリモデルした。
米の息吹を感じ対話しながら日本酒へ醸す
同社が米を栽培している兵庫県西脇市・黒田庄エリアの山田錦は2020年は長い梅雨の影響で50%の収穫量となった。しかし、その中で残った50%の米は例年よりも生命力に満ち溢れる良い米だった。収穫できなかった50%分のエネルギーが残った米に凝縮されたと感じている。
田んぼには毎年ドラマが存在し、そこから酒造りは始まっている。我々醸造家は毎年違う米の息吹を感じ、対話しながら日本酒へと醸す。
良い表情の変化を体感できる日本酒
「彼の岸 2020」は同社が表現したかったエレガンスさ、複雑さ、そして熟成にも耐えうるヴィンテージとなった。顧客とともに「時の記憶を刻む品」でありたい。
複数年にわたり良い表情の変化を体感できる日本酒、それが「彼の岸 2020」だ。
「醸し人九平次 彼の岸2020」16,500円(税込)は、毎週水曜・土曜17:00~23:59の販売となっている。
テイスティングコメント
同商品は、メロンやライチ、ジャスミンのような香りから、華やかな白い花、そしてハーブのニュアンスはミネラルの存在から来ている。クリームチーズや燻製のスモーキーなニュアンスも感じる事ができる。そして温度が上がるとトロピカルな南国のフルーツの香に変化していく。
口に含むと、フレッシュかつソフトな酸味が広がり、とても優雅なエレガントさが特徴だ。旨味を伴った心地のよい苦味が滑らかなテクスチャーと共に感じられ、複雑味が高い。
気になる人は、萬乗醸造公式ショップで「醸し人九平次 彼の岸2020」をチェックしてみて。
萬乗醸造公式ショップ La CAVE de Kuheiji:https://shop.kuheiji.co.jp/